山口・島根豪雨被害に対するAMDA・総社市合同緊急支援活動(2013/10発行ジャーナル10月秋号掲載) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

山口・島根豪雨被害に対するAMDA・総社市合同緊急支援活動(2013/10発行ジャーナル10月秋号掲載)

山口・島根豪雨被害に対するAMDA・総社市合同緊急支援活動


総社市役所を出発した合同支援チーム

2013年7月28日に山口県北西部および島根県南東部を襲った豪雨で、降り始めからの雨量は午後7時までに島根県津和野町で381ミリ、吉賀町で236.5ミリ、益田市で73.5ミリとなり、県内を流れる川は一気に増水し、土砂災害や川の氾濫が相次ぎました。住宅の浸水被害も多く、さらに各地で道路が寸断されたほか、一部では線路も流されるなど、甚大な被害が発生しました。

甚大な被害を受けた地域のうち、山口県山口市と島根県津和野町は、岡山県総社市とゆかりが深く、また総社市はAMDAグループとの多文化共生に関する協定を締結していることから、この2つの地域の被災者に対して、総社市とAMDAで合同緊急支援活動の実施が決定。AMDAからは看護師1名を派遣し、支援物資として経口補水液、大人用紙おむつ、頭痛薬、総合風邪薬、外傷用軟膏、湿布薬、下着などのを用意しました。

30日に総社市役所を出発した合同支援チームは、同日、陸路で山口市阿東総合支所と島根県津和野町役場に支援物資を届けました。支所の方からは、「遠方の方からわざわざ物資を届けてくださり、ありがとうございました。使わせていただきます。」という言葉をいただき、発生から初期の段階での支援物資到着と、チームの訪問を歓迎してくださいました。

なお、AMDAと総社市との合同緊急支援活動は、2011年1月ブラジルリオデネイロ洪水、2011年3月東日本大震災に続き3例目となりました。

■派遣者:岩本 智子、AMDA職員、看護師(米国ライセンス)

感謝のお手紙をいただきました

島根県津和野町 下森博之町長、山口県山口市渡辺純忠市長より、今回の合同支援活動に対して、それぞれから感謝のお手紙をいただきました。

写真をクリックしますとpdfファイルが開きます