人材育成 おかやま国際塾報告(2013/10発行ジャーナル10月秋号掲載) – AMDA(アムダ)
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国連経済社会理事会総合協議資格NGO

人材育成 おかやま国際塾報告(2013/10発行ジャーナル10月秋号掲載)

人材育成 おかやま国際塾報告

おかやま国際塾3期生 海外研修報告

事前準備から出発まで

 今年で3年目を迎えたおかやま国際塾の3期生が8月21日から28日の日程で、スリランカでの海外研修を終え、帰国しました。
6月16日に行われた開講式から出発までの約2か月弱、3名の国際塾生が主体となり、AMDAスタッフのアドバイスを受けながら、現地との調整、英語でのプレゼン、衛生教育の準備、スリランカと日本の関係、歴史についての学習を事前に行いました。事前準備は海外研修の内容を左右する重要な作業であり、これも国内研修の一部です。
 

いざ海外研修・スリランカへ

スリランカの学生たちと

 8月21日に岡山空港から出発した3名は、翌日22日にスリランカに到着しました。

 滞在中は、スリランカ国立病院の見学、コロンボ大学医学部の訪問などをおこないました。また、スリランカのNGOサルボダヤ事務所訪問では、自分たちのメッセージをを込めた“スリランカと日本のかけ橋”というプレゼンを英語で行いました。また、幅広い年齢層の障害者が居住する支援学校を訪れ、学生20人を対象に、コロンボ大学生に通訳の助けをかり、歯磨きと手洗いの衛生指導や、折り紙を使った交流をしました。

 さらに研修期間中に、同国で開催されていた「AMDA・Religions for Peace合同平和構築プログラム」にも参加し、異なる民族、宗教、言語の現地中学生と日本から参加した中高生と共に、それぞれスポーツ、文化などの交流を楽しみました。

 この海外での研修を通じて、平和の大切さや同世代交流の素晴らしさを体感しさらに、「できなかった」ことを克服しようとする前向きさが見られました。今後は報告会を予定しています。
 

おかやま国際塾1期生からの喜びの報告

2011年からスタートしたおかやま国際塾の第1期生として参加した2人の学生さんが、第1希望先就職内定という喜びの報告に事務局を訪れてくれました。おかやま国際塾での経験がどのようにいかされたのでしょうか?

国際塾1期生 柳浦 睦美 岡山大学法学部4回生

 私は、2回生の時に「おかやま国際塾」に参加し、未知の世界へ踏み出すこと、そして多くの人々と出会うことの素晴らしさを心から実感しました。そして、この活動を通じて肌で感じたことは、「大きな困難にぶつかっても、信頼し合える仲間と共に実現に向けて自分の足で一歩踏み出すことで、その困難は自分を成長させる素晴らしい財産になる」ということです。このように感じることができたのは、AMDAの方々やモンゴルで関わった方々に「信頼関係構築力」、「思いを行動に移す実行力」の大切さを教えて頂いたからこそだと思います。また、様々な世界を知り、多くの事を学んだことで、自分の将来の道を見つけることができました。「人と土地との出会い」を仕事とする「旅行業界」に魅力を感じ、就職活動を経て旅行会社から内々定を頂くことができました。社会に出ても、おかやま国際塾で学んだことを胸に、人と人との繋がりを大切にし、新しい世界に挑戦し続けていきたいと思います。
菅波代表を始め、AMDAの方々に出会い、貴重な経験ができたことを誇りに思います。これまで関わった全ての方に心から感謝しています。本当にありがとうございました。
 

国際塾1期生 秀川 佳苗 岡山大学法学部4回生

「おかやま国際塾」への参加が、それ以後の大学生活を大きく変えました。ここで鍛えて頂いた?実践力、?目的設定力、?信頼関係構築力のおかげで、想いを形にする経験が出来ただけでなく、自分の将来の道筋をも立てることも出来ました。まず、動き出し、そのプロセスの中で、壁にぶつかりながらも周囲の方々と協力し、ひとつずつ課題をクリアしていくという、社会に出て必ず必要となる基礎能力を大学2年という早い段階で経験させて頂き、その苦しさと同時に楽しさを知ったことは私の財産だと思います。素晴しい場を提供して下さり、本当にありがとうございました。