12月22日、AMDAチームはアチェ・タミアン県において、物資支援および心のケアを目的とした活動を実施しました。AMDAインドネシア支部の精神科医のもと、大人と子どもに分かれてトラウマケアのセラピーを行いました。被災者の中には、洪水の記憶を思い出し、涙を流される方もいましたが、最終的には参加された皆さんが笑顔でセラピーを終えました。その後、参加者の方々に、カーペット、蚊帳、ろうそく、コーランをはじめ、女性には頭部を覆うために身に着けるスカーフであるヒジャブ、男性には腰に巻いて着用するサルン、子どもにはおもちゃや色鉛筆などをお渡ししました。



◆ 被災地の復旧状況と医療体制の再開
これまで医療支援活動を行っていたクアラシンパンのクリニック周辺では、屋台などの店舗が再開しています。
また、被害の大きかった周辺地域においても、多くの店や屋台が営業を再開し、泥かき用の清掃道具が販売されるなど、復興の兆しが確認されました。
地域の基幹病院が部分的に再開し、仮設のヘルスセンターが立ち上がるなど、地元の医療体制も徐々に再開し始めています。
これを受け、AMDA派遣チームは12月24日に帰国しました。
◆ 12月23日・24日の活動(AMDAインドネシア支部)
12月23日および24日、AMDAインドネシア支部は、アチェ・タミアン地域の複数の避難所および地域保健センターにおいて、洪水被害を受けた人々および医療従事者を対象とした支援を実施しました。
避難所では、飲料水、夜間照明用のソーラーランプ、礼拝関連物資、子どもへのおもちゃなど、避難生活に必要な物資を配布しました。清潔な水の確保や夜間の照明が限られる状況下において、生活環境の改善につながる支援となりました。



あわせて、被災後の心理的ストレスへの対処能力向上を目的に、認知処理療法(CPT)によるトラウマケアを実施しました。
被災者に加え、災害対応に従事する地域保健センター職員も対象とし、洪水による喪失体験やストレスについて理解を深め、対処方法を学んだことが確認されました。
また、地域保健センターには、医薬品および医療機器を提供しました。
◆活動報告会を実施しました
日本からの派遣チームは帰国後、12月25日、岡山市のAMDA事務所において活動報告会を実施しました。
質疑応答では、派遣者から、洪水発生時の避難状況や、被災下において人々が互いに助け合いながら行動していた様子について、現地での活動を通じて得られた情報をもとに説明がありました。
現地では、医療機関や商店、屋台の営業再開など、復興に向けた動きが引き続き確認されています。


AMDAは今後もインドネシア支部と連携し、被災地の状況を注視しながら、必要に応じた対応を検討していく予定です。