AMDAフードプログラム 2012年度の活動報告(2013/1発行ジャーナル1月冬号掲載) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDAフードプログラム 2012年度の活動報告(2013/1発行ジャーナル1月冬号掲載)

AMDAフードプログラム 2012年度の活動報告

 


4月に行われた放鳥イベント

在京マレーシア大使館で大使(中央)とともに

AMDAフードプログラムとは「食は命の源」を目的にアジア有機農業を啓蒙・普及することを目的とするプログラムです。本事業を通じて、日本の中山間村を代表する新庄村の地域振興に貢献するとともに、インドネシアをはじめとするアジアの地域に有機農業への技術移転を目的としています。
新庄村の野土路(のとろ)地区に2011年4月、「AMDA野土路農場」を発足させ、雑草害虫駆除のためのアヒル農法を取り入れた稲作を実施。2012年からは専任スタッフを2名雇用し、稲作だけでなく、白菜や大根、スイートコーンなども無農薬で有磯栽培を行い、青果市場や市内のスーパーなどに出荷しました。
また10月6日の収穫祭では、「新庄村農産物、アムダ農場農産物を世界へ届けよう」の声に乗せて、アムダの支部かある各国の駐日外国公館へ、農産物を送り出す出陣式を実施しました。その後、新庄村長・笹野寛氏と村議会議員・磯田博基氏とともにAMDAスタッフが、バングラデシュ大使館、インド大使館、ほか10の駐日外国公館を順次訪問。AMDA有機米・コシヒカリと新庄村の農産物をセットにして贈呈しました。
訪れたカンボジア大使館では、「カンボジアでも有機農業への関心は非常に高い。また、化学肥料を使わないので国民の健康を向上させられる今後の活動に期待しています。」などの言葉をいただき、いずれの大使館でも『人の体に優しい、安全安心の有機農業』に対する関心が高いことを感じられました。

2013年1月には有機農業の技術移転を目的としたインドネシアヘの現地視察を新庄村とAMDAで予定しています