2011年度年次報告 ASMP(2012/7発行) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

2011年度年次報告 ASMP(2012/7発行)

2011年度年次報告 ASMP

AMDA 医療と魂のプログラム

ASMP (AMDA Soul and Medicine Program)とは、第二次大戦戦没者そして近年の自然災害犠牲者に対して、宗派を超えた宗教者による合同慰霊祭を、災害被災者にはAMDA による医療支援を実施することを通して、平和の追及を行おうとする、宗教者ボランティアとAMDA の合同事業。2000 年から毎年実施。
尚、各宗教者は自費参加しており、2011 年度はフィリピンとモンゴルで実施した。

フィリピン


フィリピンの人びとと
東日本大震災の犠牲者のために祈りを捧げる
臨済宗蔭涼寺(岡山市)篠原真祐住職

◇実施場所 フィリピン共和国 マニラ首都圏
◇実施期間 2011 年10 月2 日
◇派遣者
臨済宗蔭涼寺(岡山市)篠原真祐住職、
ヴィーラヴァーグ・ニッティヤーナンタン調整員/ AMDA 本部職員
◇現地での参加者を含めた事業チーム構成
フィリピンのローマカトリック、プロテスタント(福音派)、ギリシャ正教会の司祭ら、AMDA フィリピン支部のメンバー、アジア医学生連絡協議会(AMSA: AsiaMedical Student Association)フィリピン支部のメンバー

◇事業内容
2011 年10 月2 日にフィリピン共和国マニラ首都圏のライオンズホールで「AMDA医療と魂のプログラム(ASMP)」が開催された。フィリピンで最初にASMP を実施してから今回で10 年になる。今回は、2011年3 月11 日の東日本大震災で犠牲になられた東北の人びとに祈りを捧げるために開催された。式典では、最初にフィリピンと日本の国歌が流れ、AMDA フィリピン支部長が開会の辞を述べた。その後、日本から参加した臨済宗蔭涼寺(岡山市)の篠原真祐住職の他、地元のローマカトリック、プロテスタント(福音派)や正教会の司祭たちにより、東日本大震災で犠牲になられた方々や被害に遭われた方々に祈りが捧げられた。地元の宗教者の祈りのなかでは「フィリピン国民は、東日本の人びとが困難な時に兄弟姉妹として寄り添う」というメッセージが発せられた。AMDA 本部職員やAMDA フィリピン支部のメンバー、そしてアジア医学生連絡協議会(AMSA: Asia Medical Student Association)フィリピン支部のメンバーも列席した。最後に参列したフィリピン人、日本人が一緒に祈りの歌を歌い、閉会した。

◇現地協力機関
フィリピンのローマカトリック教会、プロテスタント(福音派)教会、正教会、AMDA フィリピン支部