中国青海省地震被災者に対する緊急支援活動
母子保健病院に入院しているチベット族少年を見舞う |
被災地玉樹県への医薬品贈呈式 |
中国青海省のチベット族自治州玉樹県で4月14日大規模地震が発生。犠牲者2000人を超える事態となった。15日に岡山を出発したAMDA本部ヴィーラバグ調整員は、16日関西空港を発ち、夕刻予定どおりに成都に到着した。同調整員は、2008年四川省地震緊急救援でAMDAチームが入った四川省中医薬科学院を尋ねた後、被災地から負傷者が搬送されている成都市内の病院を視察。18日に青海省の省都、西寧市に入った。
地元ではその時点で負傷者のうち1500人ほどが医療施設に搬送されており、病院では多くのチベット人が通訳ボランティアとして被災患者と病院スタッフの間で働いている姿が見られた。
同調整員は西寧市内で被災者ための医薬品の調達を行い、保健省に託した。そしてこの医薬品が同日玉樹県の軍病院に向け運ばれるのを見送った。この医薬品贈呈については同市内のホテルにて、中国農工民主党と合同寄贈式が執り行われた。その後、被災地から患者が運ばれている西寧市の母子保健病院を訪ね、幼い患者と家族等を見舞った。
今回は、医薬品寄贈と青海省西寧市内等の医療施設視察という間接的医療支援活動としての緊急活動を終了することとし、同調整員は20日夜関西空港に帰国した。
今後の予定としては、11月に再び被災者支援を行うべく再訪の予定を立ており、情報収集を継続している。 引き続きご支援をよろしくお願いします。