第20回AMDA国際会議(2008/2発行ジャーナル2月冬号掲載) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

第20回AMDA国際会議(2008/2発行ジャーナル2月冬号掲載)

西南アジアと中央アジアのネットワーク拡充を  第20回AMDA国際会議

第20回AMDA国際会議
 2007 年11月23日にインドの首都ニューデリーにあるアショカホテルで、第20回AMDA国際会議が開催されました。10ヵ国のAMDA支部と4ヵ国の姉妹団 体が参加しました。テーマは「2004年12月26日に発生したスマトラ島沖大地震・津波被災者救援活動3年目の検証」でした。インドネシアのバンダア チェ、スリランカそしてインドのタミールナドゥにおける被災状況と救援活動が、AMDA支部や地元救援団体から紹介されました。
会議の目的の一つは、西南アジアと中央アジアでの緊急救援活動に対するAMDAネットワークの拡充でした。南アジア地域協力連合医師会長であるウマー ル・アユブハーン医師からは、紛争による被災者救援活動が紹介されました。2009年10月に東京と岡山で開催する予定のAMDA設立25周年国際会議ま でに、アジアと中南米における、AMDA多国籍医師団国際ネットワークを完成させることが決められました。AMDA多国籍医師団に関する項目の他に、 AMDAの国連経済社会理事会総合協議資格の活用やAMDAインターナショナルのウエブサイト開始など、多角的に今後の方針が検討され決定されました。
 AMDAの理念である「多様性の共存」の実現に向けて、「相互扶助」を軸としたコンセプトとプロジェクトを実施していく所存です。本年も皆様方のご理解とご支援をいただければ幸いです。
ウマール・アユブハーンパキスタン南アジア地域協力連合医師会長と菅波茂AMDAグループ代表