行って来ました〜AMDA-MINDSザンビアスタディツアー〜 (2008/11発行ジャーナル11月秋号掲載) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

行って来ました〜AMDA-MINDSザンビアスタディツアー〜 (2008/11発行ジャーナル11月秋号掲載)

行って来ました〜AMDA-MINDSザンビアスタディツアー〜


AMDAコミュニティセンター農園にて

リビングストーン国立公園

スタッフとの懇談会

車両故障のためトラック乗車

 9月13日から21日の日程でザンビアスタディツアーを行ない、医師や会社員、学生などさまざまなバックグラウンドを持つ12人の方にご参加いただきました。見学先ではそれぞれ熱心に質問され、予定時間をオーバーすることもしばしばでした。※詳しい報告はhttp://www.amda-mimds.org/をご覧ください。

主な見学先:
リビングストーン国立公園/地方給水維持管理能力強化プロジェクト(JICA)
ザンビア大学教育病院/AMDAコミュニティーセンター/
カニャマ地区(都市スラム)の結核・エイズ統合治療支援事業+ウォーキングツアー/
開発ファイナンシング試験事業 など

参加者のアンケートから

■最も印象に残ったこと
 
*コンパウンド(都市スラム)に暮らす方々の生活を実感 できる大変貴重な機会であったと感じています。サポー ターの方々と共に回ることでさまざまな質問にも具体的 に回答していただき、この点において大変有意義であっ たと感じています。

 ザンビア人の穏やかさや子どもたちの笑顔が印象に残った方も多かったようです。

*コミュニティーセンターの服ができ上がるのが楽しみ。 コミュニティーセンターの子どもたちと会いたかった。 あの教室に100人、ノートや鉛筆も不足していることな どにいろいろ考えさせられた。

 コミュニティーセンターでは多くの方に、チテンゲという生地で作るスカートやブラウスをご注文いただきました。チテンゲについて紹介した現地スタッフの記事がありますのでご覧ください。
 http://www.amda-minds.org/information/tbindex.html

■AMDA-MINDSのプロジェクトに関してのご意見

*保健センターではAMDAのサポーターが重要な役割を果 たしていることがよくわかり、募金がいかされているこ とがようくわかりました。

*教育センターで、洋裁教室のミシンがこわれて使えない ものが放置されていること、コンピュータ訓練室の2台 ともコンピュータが壊れて使えない状態であったりする ことへの一日も早いサポートが必要と思いますので、そ うした細かいところまでのリサーチやサポートを…。も っとこうした実態を知り、知らせることもしていかれた らどうでしょうか?

 結核とエイズの治療・予防プロジェクトにおいて、多くのAMDAの結核・エイズ治療サポーター(保健ボランティア)たちが「仲間を助けたい」というその気持ちから毎日無償の奉仕活動を行っています。
 またAMDAザンビアでは、コミュニティーセンターの自立を目指す途上にあります。明確な成果を達成することも重要である一方、外部の支援に依存することにより、自主性と自立発展性が阻害される可能性にも配慮しながら、慎重に行動していきたいと考えております。

 今回は、長距離の移動の疲れやハードスケジュールなどから体調を崩される方が多く、ご自身、そして治療に当たってくださった参加者の方が、活動を十分に見ることができないということがありました。また、予定の変更などについて、対応に改善の余地があるのではないかというご意見もいただきました。事務局では、みなさんのご提案を受け、そのような事態にもより柔軟に対応できるよう改善を図っていきます。

 AMDA社会開発機構では、来春もスタディツアーの実施を検討しています(実施事業国未定)。決定次第本誌及びホームページでお知らせいたします。
 最後に、もうひとつスタディツアー参加者の感想をご紹介します。

* ザンビアのゆったりとした時の流れと、ザンビア人の笑 顔(特に子どもたち)と人情が最も印象に残りました。 ザンビアに来る前はHIVや貧困等のわずかなイメージし か、もっていなかったけれど、今回実際にザンビアの方 たちと接して、共感し合える点や、ザンビアの方が日本 より幸せであると思う点も、多々ありました。ザンビア 人や、その抱える問題をすごく身近に感じるようになり ました。