モンスーン被害を受けた『お年寄りの家』修繕工事完了のご報告(2025/10発行ジャーナル秋号) – AMDA(アムダ)
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モンスーン被害を受けた『お年寄りの家』修繕工事完了のご報告(2025/10発行ジャーナル秋号)

あるちゃな ジョシ

 AMDA の現地協力団体が運営する、インド・ブッダガヤにある老人ホーム『お年寄りの家』は、2025 年 6 月のモンスーンによる暴風雨で、台所と牛舎が深刻な被害を受けました。

 調理場を失ったため、食事の準備が困難となり、また牛も雨風にさらされる状況に置かれました。施設で飼育している牛のミルクは入居者にとっての栄養源であり、また余剰分を販売して運営費に充てているため、施設の大切な収入源となっています。

 現地のみでの修繕が難しかったため、施設の設立者であり、AMDA ピースクリニックの元スタッフでもあるベーダ氏より、AMDA に支援要請が寄せられました。皆様からの温かいご支援により修繕工事を迅速に開始でき、8 月末に無事完了いたしました。

 新しい台所では再び温かい食事が提供されています。牛舎も再建され、牛は雨風が凌げる環境で過ごせるようになりました。酪農収入も回復し、施設運営の安定にもつながっています。皆様の温かいご支援は、施設で暮らす 24 名のお年寄りの暮らしを支える大きな力となりました。心より感謝申し上げます。