ハイチ復興支援：無料歯科診療第2回

2010年1月に発生したハイチ大地震に対してAMDAは緊急医療支援活動を実施した。そして、復興3カ年支援事業として、これまでに義肢製作工房の運営、スポーツ交流イベントの開催、無料歯科検診などを行ってきた。
 

そして、2013年1月12日、フォンデネグ市（Fonds-des-Ne`gres） で、AMDAハイチ支部による無料歯科検診活動を実施した。今回の活動は、AMDAハイチ支部長の主導で実施され、サルベーション・アーミー病院の１角を借りて実施された。

今回、本事業を実施したフォンデネグ市は、医療設備の整った町から遠く、住民は歯科検診を受ける機会や、歯の健康について専門家から学ぶ機会が限られている。今回の活動は昨年2月に同地区で行った歯科検診に続く第２弾として実施され、村の内外から集まった67人の様々なニーズに応えることが出来た。ボランティア歯科医は、歯科検診のほか、歯に関する指導、口腔検診や歯のクリーニング、抜歯なども行った。

 

【歯科検診を受けた患者の感想】
25歳、女性「とても満足している。私は、今回聞いたことを同じ農村に住んでいる人に教えてあげようと思う。」

34歳、男性「前回も検診を受けました。AMDAハイチ支部のお陰で、歯の健康の大切さを理解することが出来ました。今後も年に３回ほどこのような検診を受けたいです。」

活動後、AMDAハイチ支部長は、今後も医療を通して地震後の復興支援を行っていく方針を住民に説明した。