スリランカ 医療和平プログラム2013年〜スポーツ交流・宗教交流〜
2013年8月23日から25日の日程で、AMDAは医療和平プログラムパート?として、スポーツ交流プログラムと宗教交流プログラム、文化交流プログラムをスリランカのコロンボで実施しました。
これは文化交流やスポーツを行うことを通じて、異なる民族や宗教間での相互理解を深めるためのものです。2011年からスタートし、今年で3回目となります。
今年は初めての試みとして、日本から佼成学園の中学生20人も参加し地元コロンボにある7つの学校から4つの宗教(仏教、イスラム教、ヒンズー教、キリスト教)の学生が参加しました。
本プログラムは、宗教理解、スポーツ交流、文化交流の3部構成で実施されました。
まず第1部の宗教プログラムが初日に実施されました。
4つの異なる宗教から、それぞれのリーダーが開会式でスピーチを行い、平和と調和の重要性を語りました。そして参加者全員で、それぞれの宗教の宗教施設を訪れ信仰や習慣について理解を深めました。
第2部としてはサッカー交流を行いました。
日本の学生を含む8の学校から集まった130人近い学生と、先生たちが混合でチームを作り、サッカー(男子)、ネットボール(女子)、長縄跳びやムカデリレーなどを行いました。
言葉や文化の壁を越えて、生徒たちは明るい笑顔や大きな声を響かせながら協力し、楽しんでいました。
そして、夕方には、第3部として文化交流を行いました。
学生たちはそれぞれの学校で練習をしてきたダンスや歌などを披露し貴重な文化交流の場となりました。
これらの様々な活動を通じて、学生たちは民族、宗教を超えて相互理解を行い友達になることができました。
また、AMDAはパナドゥラライオンズクラブの協力の元、妊婦に向けた無料診療と健康指導を支援しました。それ以外にも、糖尿病や白内障患者のスクリーニングや歯科診療のほか、子供のケアなども実施され412人の患者が診療を受けることができました。特に妊婦の方々からは、栄養指導と妊婦さんのための支援物資を受けられたことへの感謝の気持ちが伝えられました。