インド・大型サイクロン・ファニ被災者に対する支援活動2 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

インド・大型サイクロン・ファニ被災者に対する支援活動2

5月18日の朝、現地協力団体であるセワ・バラティとの協議の結果、AMDAインド支部のラマチャンドラ・カマト医師はサイクロンによる被害の大きい、インド東部オディシャ(Odisha)州プリ地区にある5つの村(Birapratapur, Pachaspole, Bhoisahi, Chandanpur, Sadar Block)で25張りのブルーシートを配布した。ブルーシートを受け取った村の人は、「いただいた物は壊れた屋根を覆ったり、一時的に雨よけ用のテントとして使う予定だ。」と話した。

翌19日、ラマチャンドラ医師は、セワ・バラティ代表者と[pagebreak]オディシャ州プリ地区の海岸沿いの村を訪れ、村の人たちに現状を伺った。土壁でできている多くの家は全壊している。漁師は、持っていたボートが壊れ、海に出ていくことができない。このサイクロンにより飼っていた家畜が、亡くなったという家もあった。一方、早く元の生活に戻ろうと、サイクロンで割れてしまった土鍋を新たに作っている様子も見られた。

AMDAはインド支部と現地協力団体セワ・バラティと情報を共有しながら、被災地の状況を見守っていく。

なお、AMDAは20年前の1999年に巨大サイクロンがオディシャ州を襲い、1万人以上の死者が出た際にもAMDAインド支部と協働で活動した。