インド・ブッダガヤ:AMDA賞受賞者からメッセージが届きました! – AMDA(アムダ)
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インド・ブッダガヤ:AMDA賞受賞者からメッセージが届きました!

インド担当:岩尾 智子

AMDA賞受賞者から届いた手紙

昨年12月、AMDAは、インド東部ビハール州にあるジーナアミタッブ無償寄宿学校*の生徒10人に「AMDA賞」トロフィーと500ルピー(約710円)を授与しました。今回、受賞者からメッセージが届きましたので一部ご紹介いたします。最終学年の共通試験に備えて、今回いただいたお金で、普段は購入できない参考書を購入した、コーチング(学習指導)受講の費用にしたなど、感謝とともに報告がありました。この「AMDA賞」は地元新聞(Danik Bhashkar News、2020年12月27日付)でも紹介されました。

*ジーナアミタッブ無償寄宿学校は、低カーストの貧困世帯(世帯収入が月約4,000〜5,000ルピー[日本円で約5,000〜7,000円])出身の子どもたち約120人を支援しています。AMDAは2018年より、服の配布やヘルメットの配布など一緒に活動を行っています。

AMDA賞授賞式
AMDA賞を受け取る受賞者












【ビパーシャ・クマリさん】

AMDA賞を受賞したビパーシャ・クマリと申します。皆さん、お元気にお過ごしでしょうか。私は、小学校1年生からずっとジーナアミタッブ無償寄宿学校に通っていて、今年12年生になりました。今は、学校の支援でカレッジ(日本の高校に相当)に通っています。家が貧しく、この寄宿学校の支援がないと今の自分はなかったと思うので、学校に通えて本当に幸せです。今回、AMDA賞をいただいたこと、大変誇りに思います。500ルピーで参考書を購入しました。将来、フライトアテンダントになることを目指して勉強しています。
この度は、ありがとうございました。また、パンデミックが収まり、お会いできることを楽しみにしています。お身体にはお気をつけください。

【ジョティ・クマリさん】

ジョティ・クマリです。日本の皆さん、お元気でお過ごしですか?私は、小学校1年からずっとジーナアミタッブ無償寄宿学校に通っていて、今年12年生になりました。今は、学校の支援でカレッジに通っています。将来は病院で子どもに関わる仕事に就きたいと思っています。AMDA賞をいただきうれしいです。ほかの生徒の手本となります。この度はありがとうございました。

【ニランジャン・クマール】

12年生のニランジャン・クマールと申します。ジーナアミタッブ無償寄宿学校で10年生まで勉強し、2019年から学校の支援でカレッジに通っています。AMDA賞をいただき、とても光栄です。世帯収入が5000ルピー/月で、参考書を買うことができなかったので、いただいた500ルピーで、もうすぐ受ける試験の参考書を購入しました。ありがとうございました。

【地元新聞に記載された内容】

新聞記事

日本の人道支援団体がブッダガヤの子供達を表彰
[ビハール州ブッダガヤ] 日本に拠点を置く国際医療支援団体AMDAの後援により、ジーナアミタッブ無償寄宿学校で学ぶ12年生の生徒10人に“Merit cum Discipline(優秀賞)” として、AMDA賞が贈られました。菅波茂医師が代表を務めるAMDAは、ジーナアミタッブ福祉財団やブッダガヤ・ロータリークラブとともに、市民に衣類やヘルメットを寄付する活動を続けてきました。受賞者の選考委員には、アナンド・ヴィクラム氏(ロータリアン)、カイラシュ・プラサッド氏、ヴィヴェック・クマール・カラヤン氏(ロータリアン)、デヴェンドラ・パタック氏(ロータリアン)、アビーナヴ・クマール氏が名を連ねています。