Sorry ,This page is written in JAPANESE. English version is not available
その他世界中に見られる細菌感染症
ジフテリア (diphteria, diphterie) ICD 032.
ジフテリアは恐るべき毒素感染症で、発展途上国の中には劣悪な衛生状況や予防接種の欠如で、依然広がりを見せている。黒アフリカでは稀である。
症候
診断と治療
百日咳 (pertussis, coqueluche) ICD 033.
百日咳は熱帯地方では合併症の頻度が高いため、乳児ばかりでなく小児全体にとって重篤な疾患である。
症候
診断
治療
ブルセラ症 (brucellosis, brucellose)
ブルセラ症は熱帯地方の現役の獣医にはよく知られている。人間の発病率は(少なくともアフリカでは)非常に過小評価されている。実際に暴露された者へは、抗ブルセラワクチン(Merieux) の接種が勧められる。残念ながら費用がかかり、実用には限度がある。
ぶどう球菌症 (staphylococcosis, staphylococcoses)
ぶどう球菌症は日常見られる疾患で、極東では肺黄色ぶどう球菌症が大人と子供に同じように認められる。このうちの多くは多剤耐性菌(MRSA)となっている。
熱帯地方(アフリカ、東南アジア、太平洋の島々、カリブ海沿岸、ブラジル)では横紋筋炎や化膿性筋炎が頻発する。疾病の好発因子は不明である。男子の青年と小児に多く、体幹と大腿部に好発する。多発性の病変を呈すことがあるが、遠隔転移することは少ない。病原菌は事実上殆どが黄色ぶどう球菌である。化膿性筋炎は、メジナ虫症に合併した膿瘍や、その他の起炎菌(M.pyogenes, Koch菌)による筋炎、真菌性筋炎(バシジオボロミコーシス)と鑑別されねばならない。膿瘍の段階では外科的に治療するが、時折重篤な後遺症が認められる。
連鎖球菌症 (streptococcosis, streptococcoses)
連鎖球菌症はその頻度だけが問題となるのでなく、急性関節リュウマチや口峡炎後の糸球体腎炎が非常に多い。猩紅熱は黒アフリカでは少ない。
合併症の防止には、全ての急性カタル性アンギナに長時間作用型penicilline(Extencilline)を投与する。
肺炎球菌症 (pneumococcosis, pneumococcoses)
肺炎球菌症は小集団で流行することが多く、欧州でよりも重篤である。局所性の肺炎球菌症(肺炎、耳炎、髄膜炎など)の他、二次性の肺胸膜炎、髄膜炎、肝炎などに引き続き、敗血症や敗血膿毒症が恐ろしい。ホモ接合型の鎌型赤血球症患者(Hb-SS)には、肺炎球菌症の頻度が高く重篤なため、予防接種を行なう利点がある。
クレブシエラ症 (klebsiellosis, klebsielloses)
クレブシエラ症には、鼻硬化症や鼻喉頭の慢性肉芽症(K.rhinoscleromatis)、ドノバン症または鼠径肉芽腫症の原因となる。
鼠径肉芽腫症(lymphogranuloma inguinale)
淋疾 (gonorrhoea, gonococcie) ICD 098.
淋疾は淋菌(Neisseria gonorrhoeae)に因る疾患全体を指す。その症候はよく知られているが、熱帯地方ではその病因ははっきりしていない。
症候
診断
治療
熱帯医学データベースに戻る
AMDAホームページに戻る
このページは、アムダ企画のご協力により作成されました。