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鼠径肉芽腫症


鼠径肉芽腫症またはドノバン症 (lymphogranuloma inguinale) ICD 099.2.
鼠径肉芽腫症は発見者のDonovanを記念してドノバン症とも呼ばれる疾患で、アンチル諸島、南米、インド、パプアニューギニア、太平洋の島諸に見られる。
病原体はKlebsiellaCalymmatobacterium granulomatisで、常に性行為で伝染する訳ではない。

ドノバン症は男女に見られるが、男性に多い。外陰部に不整な肉芽腫様の、辺縁が盛り上がって常に硬結を呈す慢性肉芽を作る。隣接部位に拡大することもある。自然経過は数年の単位で進行し、重感染が頻発する。

診断は浸淫地帯では一般に臨床的に行なわれる。病変部の生検試料からDonovan小体を発見することもある。Donovan小体は多形性で、内部に覆膜された病原体を有す、単核の大型細胞である。

治療は難しく、streptomycine, cycline系、chloramphenicol を組み合わせた投薬がいろいろ行なわれる。治療期間は最低3週間で、その後完治する。

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