アフガニスタン
アフガニスタン・日本アフガニスタン友好病院
病院名 アフガニスタン・日本アフガニスタン友好病院
◇日程 2011 年〜継続中◇受益者数(2022 年度) 延べ24,086 人
◇活動内容
【現地での参加者を含めた事業チーム構成】 AMDA アフガニスタン支部
【診療科】内科、産婦人科、小児科、耳鼻咽喉科、皮膚科、歯科
【スタッフ数】17 人(医師 5 人、歯科医1 人、看護師 3 人、その他医療専門職など)
【これまで】2011 年、AMDA アフガニスタン支部長のラヒミ医師と6 人の理事がカブールで開院。医師を日本に派遣して研修を受けさせるとともに、地域の貧困層を対象に良質な医療サービスを提供している。コロナ禍においては、医療費の支払いが困難な患者に無料で対応。マスク等の感染予防用品、ならびにパンフレットを配布し、地域におけるコロナ感染予防を指導・推進した。尚、同支部は、これまで周辺地域で自然災害が発生した際に幾度となく医療チームを派遣している。
ネパール
ネパール・AMDA ダマック病院
病院名 ネパール・AMDA ダマック病院(ジャパ郡ダマック市)
◇日程 1992 年〜継続中◇受益者数(2022 年度) 延べ72,000 人以上
◇活動内容
【現地での参加者を含めた事業チーム構成】 AMDA ネパール支部
【診療科】麻酔科、一般科、外科、産婦人科、小児科、放射線科、整形外科医、耳鼻科、歯科、眼科
【スタッフ数】231 人(うち医師33 人、看護師75 人)
【これまで】
1992 年 AMDA ネパール支部を実施主体として、メチ県ジャパ郡ダマック市でブータン難民と地元双方の医療支援の対象として開設。
1996 年 病院の付属施設として、AMDA 健康科学学院(AMDA Institute of Health Science) が設立。この学院では看護師コース、医療補助師コース、準助産師コース、地域医療補助師コース、臨床検査技師コースを実施しており、毎年各コースに40 人の学生が入学し合計200 人の学生が勉強している。
2005 年 日本大使館からの支援で学院の建物を建設。
2017 年 在ネパール日本大使館の草の根・人間の安全保障無償資金協力により、ICU ユニットの増設が完成、診療を開始。
* 2016 年岡山済生会総合病院にて研修を受け、その後ダマック病院にて佐藤拓史医師( 東亜大学医療学部教授) による研修を受けた同病院内科医のディワス医師を中心に内視鏡検査も実施、早期のがんを発見するなど、地元の方々の健康維持に貢献している。必要に応じて近辺の村で巡回医療支援を実施している。
病院名 ネパール・AMDA メチ病院(ジャパ郡メチナガル市)
◇日程 2008 年〜継続中◇受益者数(2022 年度) 延べ約8,000 人以上
◇活動内容
【現地での参加者を含めた事業チーム構成】 AMDA ネパール支部
【診療科】一般科
【スタッフ数】24 人 ( うち医師4 人、看護師3 人)
【これまで】
2008 年 在ネパール日本大使館、メチナガル市役所、商工会議所の支援によって設立。
2015 年 臨床検査技師のコースを開始。
現在は、AMDA ネパール支部、市役所及び商工会議所の共同プロジェクトとして運営。メチナガル市民だけでなく周辺の村々に住む住民が怪我や一般的な疾患のためこの病院を受診、
2022 年度は一般外来及び救急外来などで医療サービスを提供した。
病院名 ネパール・シッダールタ母と子の病院(通称:ネパール子ども病院、ルパンデヒ郡ブトワール市)
◇日程 1998 年〜継続中◇受益者数(2022 年度) 延べ69,000 人以上
◇活動内容
【現地での参加者を含めた事業チーム構成】 AMDA ネパール支部
【診療科】 産婦人科、小児科、新生児科
【スタッフ数】187 人(うち医師22 人、看護師69 人)
【これまで】
1998 年11 月 阪神淡路大震災後の日本とネパールの多くの支援者の協力により設立された、首都以外では唯一の母子専門病院。設計は安藤忠雄建築事務所がボランティアで協力。
2011 年8 月 新たな周産期病棟の建設を開始、翌年11 月に完成。新病棟では陣痛室、分娩室、産褥室、手術室、家族計画カウンセリング室、新生児集中治療室などを備え、妊娠・出産から新生児ケアを総合的に管理できるよう配慮している。
病院名 ネパール・シマズ歯科医院(カトマンズ郡ジョルパティ市)
◇日程 1999 年〜継続中◇受益者数(2022 年度) 延べ1.200 人
◇活動内容
【現地での参加者を含めた事業チーム構成】 AMDA ネパール支部
【診療科】 歯科
【スタッフ数】2 人(うち医師1 人)
バングラデシュ
日本バングラデシュ友好病院
病院名 バングラデシュ・日本バングラデシュ友好病院(ダッカ)
◇日程 1994 年〜継続中◇受益者数(2022 年度) 約56,000 人
◇活動内容
【現地での参加者を含めた事業チーム構成】 AMDA バングラデシュ支部
【診療科】30 以上の専門部門を有する大規模総合病院
【スタッフ数】301 人(医師、医療技術者、その他含む)
【これまで】
日本に留学していた現・支部長のナイーム医師が同じく日本に留学していた医師3 人とともに設立。病院名である「日本バングラデシュ友好病院」の名付け親は、病院開設を勧めた菅波茂AMDA 理事長。開業当初は30 床の病院だったものの、その後、100 床の総合病院にまで発展。内視鏡・腹腔鏡手術から透析、リューマチセンター、集中治療室、24 時間体制の救急対応に至るまで、幅広い医療ニーズに対応している。看護学校を開校し、後任の育成に当たるほか、今後は高齢者医療に特科した病院や老人ホームの開設を計画している。
モンゴル
モンゴル・日本モンゴル友好病院
病院名 モンゴル・日本モンゴル友好病院(ウランバートル)
◇日程 2012 年〜継続中◇受益者数(2022 年度) 延べ2,400 人
◇活動内容
【現地での参加者を含めた事業チーム構成】 AMDA モンゴル支部
【診療科一般内科、緩和ケア
【スタッフ数】13 人(医師 4 人、看護師4 人、その他スタッフ)
【これまで】
AMDA の海外支部が開設した病院としては最も新しい病院。開院当初より、内科治療のほか、妊産婦検診や幼児への各種予防接種の実施、保育園の設置など、地域における母と子の医療ニーズにも対応してきた。緩和ケアにおいては、医療費を支払うことのできない患者にも、極力支援の手を差し伸べている。モンゴル国立医科大学との連携や、ISO 取得に向けた動きなど、今後も更なる展開が期待されている。
菅波理事長、ネパールの病院訪問
◇訪問場所: ダマック市、メチナガル市、ブトワール市、ゴカルネスォル市◇訪問期間: 2022 年9 月22 日〜 29 日
◇派遣者: 菅波 茂 / 医師 / AMDA インターナショナル代表、アルチャナ ジョシ / 調整員 / AMDA 職員
◇現地での参加者を含めた事業チーム構成: AMDA ネパール支部、AMDA 本部
◇事業内容:
AMDA ネパール支部は1989 年に設立、翌年にネパール政府より「AMDA ネパール」として認可された。以来、地域住民に保健医療サービスを提供してきた。更に同支部はダマック市、メチナガル市、ブトワール市に病院を、ゴカルネスォル市では歯科クリニックを、それぞれの自治体と商工会議所と協力しながら運営している。
新型コロナウイルスの影響で、海外への渡航が難しい状況が続いていたが、規制などが緩和されたことを受け、2022 年9 月、約3 年ぶりにAMDA 菅波茂理事長と職員のアルチャナ ジョシがネパールに入った。上記の病院及び歯科クリニックにご協力いただく各市の市長及び副市長、商工会議所を表敬訪問した菅波理事長は、これまでのご協力への感謝、そして今後の継続的なご協力をお願いした。更に、AMDA ネパール支部が運営する病院・歯科クリニックも訪れ、「地域住民に対し、医療サービスを提供し続けていることを誇りに思う。」と述べた。