AMDA 中学高校生会がネパール研修を実施(2023/10発行ジャーナル秋号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
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国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA 中学高校生会がネパール研修を実施(2023/10発行ジャーナル秋号)

AMDA 中学高校生会担当 アルチャナ ジョシ
 
8 月 12 日から 19 日まで、AMDA 中学高校生会はネパール研修を実施し、2 名の高校生がこの研修に参加しました。二人は、カトマンズの私立高校に通っている 1 年生 3 人と英語で交流し、それぞれの国の歴史、防災訓練、防災文化、日本の文化などについてお互いに発表しました。その後、ネパール東部にあるダマックに飛行機で移動し、AMDA ダマック病院を訪問しました。同病院の産婦人科病棟の手術室で帝王切開に立ち合い、素晴らしい命の誕生を目の当たりにした二人は、心から感動していました。その後、内視鏡検査室を訪問し、担当医から、「毎年日本から医師が派遣され、技術指導を受けている。そこで学んだことを生かして、地元の人たちに対し、上部および下部消化管内視鏡検査を行っている」と聞かされました。

 
二人は、日本の医療を、首都カトマンズまで行かなくても、地方で受けられることに感心していました。また、AMDA ネパールの専門学校で勉強している看護学生の2 年生 40 名との交流では、日本の防災と日本文化を紹介し、看護学生からはネパールの文化を紹介してもらいました。その後、お互いの民族衣装を着て、歌ったり、ダンスを踊ったり、とても積極的に交流しました。交流は、同年代の参加者を中心に行われ、肌で異文化を感じて多くのことを学んでいました。
 

〜参加者の感想〜

大谷愛莉さん(高校 3 年生)

「今回の研修で、私は、以前より興味のあった防災に着目し、現地の方と交流を行いました。私立学生や看護学生と情報を共有する中で、ネパールで行われている防災の ” 今 ” を知り、ただ日本の防災を広めるだけでは不十分であることを学ぶことができました。この研修は私の将来に間違いなく繋がると思います」
 

假谷采永さん(高校 1 年生)

「今回のネパール研修では、AMDA ネパール支部が運営する病院を訪問し、看護学生や医療従事者の方々と交流しました。さらに、現地の高校生や職業訓練場の女性の方々と交流を行い、お互いの国の文化を紹介したり、世界遺産を訪れたりと、肌で異文化を感じる機会となりました」