AMDA本部 近持 雄一郎

特筆すべきは、現地のオートバイ愛好家のグループがバイクで被災地をまわり、マニラなどの都市部から救援物資を届けた「子どもキャラバン隊」の活動です。その目的は、被災した子どもたちに玩具や学用品、食料品などを提供し、マジックショーを通じて元気になってもらうことでした。2021年の12月から始まり、2022年1月、3月と計3回に渡って行われました。

こうした一連の流れが、公的機関や市民団体、さらにはフィリピン国防大学、公安大学などの組織を動かすことになり、中には、それまで政府の支援が行き届いていなかった地域にキャラバン隊が入ったことで、その後の公的な支援に繋がったケースも見られました。現地からの報告では、「”愛を分かち合う”という行為が、地域における災害からの回復力を高め、人々に協力を促すよう期待したい」と、活動を総括しています。