GPSP支援局総務担当 ブルックス雅美

こうした状況の中、AMDAでは、3月7日よりオランダ在住の日本人医師1名をハンガリーへと派遣し、現地国立センメルワイス大学に通う日本人医学生1名の協力を得て、ニーズ調査を開始しました。その後、3月9日に徳島県を拠点とする特定非営利活動法人TICOと合同医療チームを結成し、医師1名、看護師1名、調整員2名を日本から派遣しました。

同時に、現地協力団体『カルパッチヤハウス』(KarpataljaHaz)を通じて、ウクライナの病院や施設に医薬品や生鮮食品等を含む物資を贈りました。この際、同団体がウクライナへの物資輸送にレンタカーを使用していたことから、合同チームは事態の長期化に鑑み、乗用車1台を寄贈しました。このほか、ウクライナ人医師が祖国に戻って診察を行うことを想定し、日本から持参したポータブルエコー(携帯用の超音波診断装置)を寄贈しています。

現地協力団体に物資輸送用の車両を寄付