「支える喜び」 第24回株式会社イリエ代表取締役 入江 鈴夫様(2020/4発行ジャーナル春号) – AMDA(アムダ)
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「支える喜び」 第24回株式会社イリエ代表取締役 入江 鈴夫様(2020/4発行ジャーナル春号)

連載インタビュー「支える喜び」シリーズ 第24回
株式会社イリエ代表取締役 入江 鈴夫様


AMDAを支えてくださっている支援者の皆様に、インタビュー形式で様々なエピソードをお伺いしている「支える喜び」シリーズ。24回目となる今回は“贈り物のデパート”として地域に親しまれている株式会社イリエ(岡山県津山市川崎)の入江鈴夫社長にお話を伺いました。(聞き手・広報担当参与 今井 康人)

AMDA

2009年から毎年、ご寄付を頂き、ありがとうございます。AMDAを選んで頂いた理由をお聞かせください。

入江社長

私の生い立ちから説明すれば、より分かりやすいとお思います。私の曽祖父は黒住教の神主。父は私が15歳の時、亡くなりましたが、母は立正佼成会の信者で、信仰心が篤い環境で育ちました。私の人生の恩師で、立正佼成会の初代津山教会長を務められた池田貢一郎先生がAMDAの菅波茂理事長と親しい間柄であり、AMDAが世界中で医療ボランティアとして人命救助をされている素晴らしい団体とお聞きし、少しでも役立つことをしたいと寄付対象に選ばせていただきました。

AMDA

貴社の社是は「動機 善なり」ですが、その内容をもう少し詳しく説明してもらえますか。

入江社長

京セラで当時、社長をされていた稲盛和夫さんの著書の中に出てくる言葉で、私利私欲で行動していては“天”が許さない、私心をなくせという教えです。

AMDA

その社是の通り、亡くなられたお客様の供養祭を1997年から毎年、実施されています。ユニセフの「アフリカへ毛布を送る運動」にも約20年間にわたって協力、地域のクリーン作戦にも従業員が総出で年3回、続けられています。ところで、貴社は1980年に設立し、今年40周年を迎えられました。記念式典で入江社長は従業員にどんな訓示をされましたか。

入江社長

一般には創業して30年間で99.8%が廃業に追い込まれているというデータがあります。幸い、弊社がその壁を乗り越えられたのは、お客様はもとより地域の方々、社員、その家族、OBなど大勢の方のお陰です。感謝の気持ちを大切にしようと呼び掛けました。

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貴社は従業員の勉強会「社内木鶏会」を毎月1回、開催されています。どのような内容でしょうか。

入江社長

地産グループのオーナーが発行され、41年間続いている「到知」という月刊誌があります。高名な財界人や宗教家、評論家らが寄稿していますが、その著書を従業員にも読んでいただいております。その中から私がテーマを決め、3人1組のグループに分かれ、チームリーダーを決めて感想文を発表。議論し合うのですが、その際にお互いの良い点を指摘し合います。長所を見る習慣を養うことで社内の活性化を図るのが狙いです。

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貴社の店舗は津山をはじめ、真庭、総社の3店。福山にフライチャイズ店を1店設けられています。ギフト産業の今後の進むべき道をどのようにお考えでしょうか。

入江社長

少子高齢化で売り上げは右肩下がりの厳しい状況です。しかし、このような時代だからこそ、人と人の心の懸け橋となるギフト産業が“贈答文化”を通して大きな役割を果たす時です。これから3年の間にリーダーとして大きな決断をしなければならないと考えています。