インド活動報告:インド東部ビハール州ブッダガヤにおける活動(2020/1発行ジャーナル冬号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

インド活動報告:インド東部ビハール州ブッダガヤにおける活動(2020/1発行ジャーナル冬号)

インド担当 岩尾 智子


AMDAピースクリニックと隣接施設の11周年式典

AMDAは、2008年にブッダガヤに開院したAMDAピースクリニック(APC)を拠点に母子保健分野を中心とした活動を展開しています。現在では、現地団体と協力して生活支援も行うなど、活動分野を広げています。

  • AMDAピースクリニックの活動
  • ヘルメット配布〜インドで交通安全啓発活動〜
  • ブッダガヤ・ダンプール村で衛生教育を実施

AMDAピースクリニックの活動


AMDAピースクリニックスタッフから
ショーツを受け取る妊婦

2018年10月から2019年11月の1年間で、計45人の妊婦が当クリニックに登録し、妊婦健診、APCスタッフによる自宅訪問、健康教育・栄養プログラムを実施しました。登録している妊婦には、グンゼ様より提供いただいているショーツを配布しています。

ヘルメット配布〜インドで交通安全啓発活動〜


AMDAインターナショナル顧問より
ヘルメットを受け取る住民

11月12日、AMDAは協力協定を締結しているブッダガヤロータリークラブと、万が一の事故に備えて、命を守るヘルメットをブッダガヤ在住のバイク乗用者、計100人に対して配布しました。配布時には、ブッダガヤ地区があるガヤ県の統括担当官も参加し、「11月15日からヘルメット着用などの交通安全強化に取り組む予定です。この啓発活動は丁度良いタイミングです。」と現地メディアに話しました。

ブッダガヤ・ダンプール村で衛生教育を実施


衛生教育の様子

APCから10kmほど離れたダンプール村の約130人を対象とした衛生教育を行いました。以前、井戸建設支援をした村でもあります。

APCスタッフが排泄後や食前の手洗いの重要性、毎日身体を清潔に保つことの大切さ、歯の磨き方について説明した後、村の人たちに学んだ内容について質問しました。衛生教育のためにJ.S. Foundation様にご支援いただいたタオルを参加者に配布したところ、発想力豊かな村人たちは配布したタオルを器用に頭に巻いたり、手拭きとして使用していました。最後に、クッキー、キャンディーもあわせて配布しました。