AMDA中高校生が活躍(2019/10発行ジャーナル秋号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA中高校生が活躍(2019/10発行ジャーナル秋号)


避難訓練時住民との交流の様子

 

黒潮町での交流活動

AMDAボランティアセンター事務局長 竹谷 和子


防災食作り

AMDA中学高校生会13人は今年1泊2日の日程で黒潮町を訪問しました。防災について現地の中学生高校生との交流会を8月31日に、9月1日には黒潮町の防災訓練に参加しました。3回目となる今年の参加者はアルゼンチンの研修生1人(岡山県の事業としてAMDAにて研修中)も合わせ17人、黒潮町からは佐賀中学校、大方中学校、大方高校、黒潮町教育委員会の方ら21人の参加があり、黒潮町内にある高知県立幡多青少年の家で、交流会を行いました。各それぞれ防災の取り組みの発表、AMDA中学高校生会は昨年の西日本豪雨の体験を基に若者が防災、災害時にできることを発表しました。夕方から参加者全員で防災食としてアルミ缶でご飯を炊き、カレーを作りました。

2日目の黒潮町防災訓練では実際の避難訓練後、訓練に参加された地域の中学生や住民に地元の様子や災害について、避難場所となった大方中学校でお話を伺うことができました。その後大方中学生との炊き出し訓練を行いました。今回、地域の中高生や地域住民との熱く深い交流ができたことが何よりの成果でした。

そして岡山から黒潮町までの往復の輸送を株式会社研美社代表取締役の油谷直幸会長のご好意でバスを用意していただきました。油谷会長自ら運転していただいたことは本当にありがたいことです。

このように活動を支えてくださっている油谷会長から、「AMDAが大好きで、今回中学高校生会の元気で楽しい有意義な活動をみていると運転の疲れが吹っ飛ぶ。これからも声かけしてほしい」とお話しいただきました。参加した学校関係者、中学高校生会からは「大変有意義な活動で参加者の距離が次第に近づいていくのがすばらしい、ありがたい」「防災について中高生目線で考え、一人でも多くの人に高い防災意識を持ってもらえるようにこれからも活動続けていきたい」等の感想をいただきました。

 

インドネシア訪問

AMDAボランティアセンター事務局長 竹谷 和子


インドネシア:かおり園での活動

AMDA中学高校生会メンバー政木悠布さん、太田光瑠さんの二人はAMDAインドネシア支部のコーディネートで8月7日から7日間菅波茂AMDA理事長と共にマカッサルを中心にインドネシアを訪問しました。ハッサヌディン大学医学部病院で当大学の医学生、ムスリム大学AMSAのメンバーと災害医療に関するミーティングに参加し、また6月に洪水に襲われたコナウエーを訪れAMDAインドネシア支部の支援活動の状況を伺いました。そしてマカッサルに帰り、マリノ村を訪問しました。ここでは「かおり園」の園児と母親たちの検診をお手伝いしました。

今回の訪問で、政木さんは「患者の命を救うために懸命に働く医師の誇りと尊厳を強く感じました。医師として国際的に活動するという自分の夢がより明確になり、なにものにも代えがたい経験となりました」、太田さんは「今回、現地で同世代の若者とじっくり話すことで、学校の勉強では学べないことをたくさん知ることができました。今回の訪問で学んだことも自ら行動しなければ得られませんでした」と感想(一部)を語っていました。

 

ソロプチミストから表彰

AMDAボランティアセンター事務局長 竹谷 和子


ガールズ・サミット表彰の様子

8月19日、国際ソロプチミスト日本西リジョン主催「日本西リジョンガールズ・サミット」が開催されAMDA中学高校生会リーダーの政木悠布さんが参加しました。政木さんはこの夏AMDA中学高校生会の活動でインドネシアを訪問し経験したことを基に将来医師になり海外で活動したい、そのためにも多くの言語を学びたいと発表し、中四国から55人の参加者の中から最高賞「ガバナー賞」を受賞しました。