2018年1月27日から2日間、第2回AMDAインターナショナルアジア地域支部長会議をマレーシアの首都クアラルンプールで開催、14ヶ国46名の支部長らが出席しました。
会議の冒頭では、AMDAが取り組んでいるプロジェクト・プラットフォームの基礎となっている世界平和パートナーシップ(GPSP)構想に関して菅波代表から参加者への説明がありました。GPSPとは、活動対象地域に住む人々が平和に暮らせるよう、開かれた相互扶助、パートナーシップ、ローカルイニシアティブの3つのコンセプトのもとに、AMDAと協力団体が平和構築、健康増進、生活支援、教育の4つの分野において協力し、活動を推進していくものです。
続いて、近い将来確立していく世界災害医療プラットフォームに関するアイデアを共有。パートナー団体自己紹介の後、AMDA支部の活動、AMDA南海トラフ災害対応プラットフォームの取り組みをそれぞれ発表しました。AMDAの活動はいずれも、開かれた相互扶助の精神を具現化した取り組みであり、これらの議題について深く議論が交わされました。
今回の会議で特徴的だった点は、パートナー団体の参加があったことです。パートナー団体として、独立行政法人国立病院機構福山医療センター、台湾衛生省より参加した台湾IHA(International Health Action)、ベトナム国防省175軍病院、ジャパンプラットフォーム、TICO、NPO法人TMAT、モンゴル103救急サービス、そしてAMSA(アジア医学生連絡協議会)関係から、AMSA Alumni(卒業生部会)AMSA International、AMSA Japanが参加しました。
菅波代表は「アジアで頻発する災害に対し5者(国連機関/国際機関・政府/軍・NGO/NPO・大学・企業)の連携強化を目指したい」と参加者の協力を呼びかけました。今後もAMDAのコンセプトのもと、協力しながら「相互扶助ミッション」を進めていく宣言を採択し、参加した支部長とパートナー団体のメンバー全員が署名をして閉会しました。