オアハカ州フチタンにて支援物資を配布
2017年9月、メキシコで続けて大きな地震が発生し、甚大な被害を及ぼしました。
1度目は現地時間9月7日にチアパス州を震源とするマグニチュード8.2の地震で、オアハカ州、タバスコ州の3州の広範囲に被害を及ぼしました。AMDAは9月11日に医療チームを派遣。13日に被害の大きかった地域の一つであるフチタンに到着。その中でも特に被害が大きく、貧しい5つの地域で、2日間で80人の患者を診療しました。
2度目の地震は、現地時間9月19日にプエブラ州を震源として発生。300人以上が犠牲となりました。首都メキシコシティは多くの建物被害が出ました。AMDAは現地のニーズや活動の可能性を探るためメキシコシティ中心部、ソチミルコ、モレロス州の4つの村を訪問しました。いずれの場所も支援物資が過剰になっている状況を確認。無料診療も実施されており、現行の支援で賄えていることが分かりました。
一方、1度目の被災地であるオアハカ州では余震が続き、被災者は長引く屋外での避難生活を送っており、引き続き支援を行いました。今回は食料品に加え、雨をしのぐための防水シートや大人用・子供用のおむつなどを配布しました。