熊本地震支援活動(2016/12発行ダイジェストNo.47) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

熊本地震支援活動(2016/12発行ダイジェストNo.47)


熊本鍼灸師チーム

熊本県に大きな被害をもたらした熊本地震から約8カ月。震災のつめ跡が今も残る中で、病院やスーパーが次々とオープンするなど住民らは自らの力で立ち上がろうと一歩一歩歩みを進めようとしています。

AMDAは4月14日の前震発生直後から益城町広安小学校で救護所を開設し支援活動を行ってきました。益城町の避難所が総合体育館に集約された後も熊本在住鍼灸師による災害鍼灸活動を週1回実施。総合体育館が10月末に閉鎖され、同町内の避難所はすべて閉所になりました。これに伴い、AMDAが継続して行っていた災害鍼灸活動も10月30日、終了しました。


避難者の方に針治療を行う

熊本地震発生以降の地震回数は4,212回(10月30日時点)。そのたびに住民は不安に襲われました。AMDA熊本鍼灸チームリーダーの吉井治先生は「地震回数に比例するくらい避難者の方々に針治療を提供することを目指した」と避難所閉鎖に当たり、活動を振り返りました。

AMDAはこれまで医師や看護師、介護福祉士、理学療法士、調整員らをメンバーとする支援チームを計31回派遣し、のべ2,909人の被災者の方の治療にあたりました。AMDAはこれからも益城町の復興に向けて、地元の方と協議しながら今後の支援策を探していく所存です。

支援活動を支えてくださったすべての方に心から感謝を申し上げます。引き続き熊本への応援をお願いします。

地震発生日当日からの主な活動記録