AMDAグループ第5回円卓会議を開催(2012/7発行ジャーナル7月夏号掲載) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDAグループ第5回円卓会議を開催(2012/7発行ジャーナル7月夏号掲載)

AMDAグループ第5回円卓会議を開催

7月8日(日)岡山国際交流センター国際会議場にて、AMDAグループを構成する4団体が一同に会して活動を紹介する「AMDAグループ第5回円卓会議」を開催しました。前週発生したバングラデシュ洪水への被災者緊急救援活動がバングラデシュ支部による初動が始まり、当日日本からの派遣が決定し、AMDAの活動報告の中で派遣者となる竹谷和子参与を紹介する場面もありました。

プログラム   (敬称略)
1.アムダ国際福祉事業団 
報告 的野秀利 理事長
複合災害の被災地「フクシマ」 

2.AMDA国際医療情報センター 
報告 小林米幸 理事長
電話相談を通じた在日外国人の健康と外国人を診療する医療機関を支援する21年の軌跡-

3.AMDA社会開発機構 
報告 田中一弘 海外事業部長
アジア・アフリカ・中南米6カ国の事業の現場から

4.AMDA活動報告
東日本復興支援事業報告 
大槌町出身在住 大久保彩乃
プロジェクトオフィサー 大政朋子

フィリピンミンダナオ島洪水 緊急医療支援活動報告 
倉敷フィリピノサークル 大山マジョリー

海外連携事業報告 
国際部長 難波妙

AMDA高校生会活動 東日本復興支援同世代交流報告
高校生会 中島ひろみ

AMDAフードプログラム・AMDA野土路農場(岡山県新庄村)有機農業報告
プロジェクトオフィサー 柴田宙樹

梅雨の合間の晴天となった日曜日。約40人の学生を含む130人の参加者は、AMDAグループの様々な活動を熱心に聞いてくださいました。自ら被災者であり現在AMDA大槌健康サポートセンターの常勤スタッフの大久保彩乃プロジェクトオフィサーは、熱心に耳を傾ける支援者を前にして報告するにあたり感極まった場面もありました。以下に大久保オフィサーからの報告を紹介します。

 

AMDAグループ市民参加型人道支援外交第5回円卓会議に出席して

 AMDA大槌健康サポートセンター
プロジェクトオフィサー 大久保 彩乃

今回、初めての岡山に行かせていただきました。そして、私にとって震災後初めて国内での旅となりました。岡山に着いた時、岩手との気温差に改めてビックリしました。また普段なにもない風景を見慣れているせいか、都会的だなと思いました。

8日のAMDAグループ円卓会議で、震災当時のことや、AMDA大槌健康サポートセンターの事をお話しさせていただきました。皆さんの前でお話しするのは初めてでしたので、とても緊張しました。ですが、皆さん真剣に聞いて下さいました。皆さんのご支援のお陰で、今の私があり、健サポがあると心から感じ、そしていま皆さんに直接感謝を言わせていただく機会になっていると思うと、思わず言葉がつまってしまいました。

これから大槌町民の皆さんに元気になっていただけるよう、精一杯頑張らせていただくと共に、この経験を伝えていきたいと思いました。そして、大槌の皆さんと一緒に少しずつ前進していきたいと思っています。これからもよろしくお願いします。