市民参加型人道支援外交−ハイチ復興支援スポーツ親善交流−(2010/12発行ダイジェストNo.35掲載) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

市民参加型人道支援外交−ハイチ復興支援スポーツ親善交流−(2010/12発行ダイジェストNo.35掲載)

市民参加型人道支援外交−ハイチ復興支援スポーツ親善交流−

ハイチの子供たちから


交流会での1コマ

今年8月16〜22日の間、日本から中学生17人高校生1人(大阪府から14人、岡山県から2人、広島県から2人)の青少年をハイチ隣国ドミニカ共和国に引率し、ハイチ地震で被災したハイチの子供たちと、ドミニカの子供たちとの3か国サッカー親善交流を実施しました。10月30日には参加した中学生の報告会が岡山で開催されました。参加した日本の子どもたち本人や周辺からは、帰国後の成長著しい様子が伝えられています。地震の後に水害、コレラ禍と困難が続くハイチの子どもたちから、サッカー親善交流の感想が届きましたのでご紹介します。 

ビリー・ピエール13歳
プログラムがとてもよく運営されていて、AMDAが最初に約束したことをひとつ残さずやってくれたのが嬉しかった。将来もプログラムがこの形で続くことを願っています。


ジャン・スコロンブドス14歳
サント・ドミンゴで受けた暖かい歓迎とプログラムの内容にわくわくしました。2日目に子供たちが大人のメンバーに交じって活動した時は、なんて立派な人たちだろうと思いました。将来AMDAがハイチの他の地域へもプログラムを広げて、首都だけでなく、レカイ、ゴナイヴ、キャップ・ハイチアンといった地域からも子供たちを連れてきてくれたらいいと思います。


ブランク・ピーベルズ15歳
 (交流パーティでスピーチした)
サッカーは大好きなのでこのプログラムは大きな一歩となりました。AMDAからもらったサッカー・シューズを履いて、友達ととても楽しく練習しました。素晴らしい隣国を訪問して、そこで出会った大勢のドミニカと日本の友達の前で2ゴールも上げることができたのは、AMDAのおかげです。ハイチの子供たちの間でこのプログラムがずっと続くと良いと思います。そうすればまた一緒に外国へ行けるからです。僕はイタリアへ行きたいと思っています。いつか誰かの目に留まり、A.C.ミランでプレイできるかもしれません。AMDAの人たちみんなにお礼を言いたいです。特にナオキさんとフレデリックさんにはとても良くしていただきました。


ヴェドリン・ジャン・ファブリス11歳
とても良いプログラムにお招きいただいて本当にありがとうございました。チームへの素敵なサッカーボールの贈りものも感謝です。一層努力しようという気持ちになりました。プログラムがずっと続くことを願っています。素晴らしいプログラムを作って下さったAMDAに心からお礼を言います。ハイチのチームプレイヤーはみな、今回のプログラムへの感謝と喜びを伝えています。
 

「市民参加型人道支援外交」とは

AMDAグループ 代表 菅波 茂

市民間の信頼構築により世界平和に寄与すること。具体的には、紛争や災害の被災者(貧困の犠牲者含む)である市民を、世界の市民が積極的直接的に、日常的に実施可能な方法で支援する。「相互扶助」の視点に加えて、メッセージ性、普遍性そして継続性を前提とする。さらに、世界平和に寄与する人材を育成するとともに、国際社会への発信をすること。