ホンジュラス・エルパライソ県における母子保健事業の開始(2007/11発行ジャーナル11月秋号掲載) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ホンジュラス・エルパライソ県における母子保健事業の開始(2007/11発行ジャーナル11月秋号掲載)

ホンジュラス・エルパライソ県における母子保健事業の開始

ホンジュラス・エルパライソ県における母子保健事業の開始

 
コミュニテイでの住民とのミーテイング
(左 渡辺事業統括)
  今年8月より新しいプロジェクトを開始した。ホンジュラス中東部に位置するエルパライソ県ダンリ市、トロヘス市、エルパライソ市の農村地域における母子保 健向上支援事業である。同地域では、保健医療サービスへのアクセスがとても限定されており、一番近くの保健センターまで数時間の道のりを歩く必要があり、 弱い立場にある母と子は影響を受けている。

当事業は、・伝統的助産婦育成による安全な分娩、・保健ボランティア育成を通じたコミュニティ薬局運営による医薬品の確保、・公的保健施設のスタッフの 能力向上を柱としている。JICAの草の根技術協力事業(草の根パートナー型)として2年半の予定で実施している。

プロジェクト開始からこれまでの間、スタッフは村々を回りミーティングを重ね、支援対象のコミュニティを地元関係者と共同で選定してきた。すでにトロヘ ス市では、コミュニティ薬局運営の研修が終了し、新たな保健ボランティアたちが誕生している。

ケニア・ナイロビキベラ地区における活動の終了
 
キベラスラムに隣接するトイ小学校で事業成果を確認する鈴木理事長 ナイロビ市教育局に事業完了の挨拶を行う徳岡調整員
  この度、ナイロビ・キベラスラムにおいて実施されてきた約10年の活動に終止符を打った。外務省、郵政省(現日本郵政グループ)、各助成団体、そして一般 寄付者の皆様からの資金提供に加えて、医療関係者、業務調整スタッフ、インターン、ボランティアなど様々な立場でご参加頂きました。この場をお借りして心 よりお礼申し上げたい。

青少年の自立支援を念頭においた職業訓練、生活環境の改善を目的とした環境衛生、HIV/エイズの予防と治療に資するためのカウンセリングサービス、子 どもの健全な育成を支えるための初等教育支援などの分野で活動を実施してきた。以前と比較すると(少なくとも物質的には)より豊かになり、また政府による 公共サービスも、質量ともに向上しつつあるような兆しも見られる。受益者となった方たちが将来に希望を持ち、少しでも豊かな生活を享受し、少しでも前向き な人生を歩んで頂けることを願っている。

皆様からのご支援に重ねてお礼申し上げたい。