連載インタビュー「支える喜び」シリーズ第32回 AMDA中学高校生会チーフコーディネーター 常原 拓真様 – AMDA(アムダ)
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連載インタビュー「支える喜び」シリーズ第32回 AMDA中学高校生会チーフコーディネーター 常原 拓真様

連載インタビュー「支える喜び」シリーズ第32回
AMDA中学高校生会チーフコーディネーター 常原 拓真様

AMDAを支えてくださっている方々の様々なエピソードをインタビュー形式でお届けします。今回は、AMDA中学高校生会チーフコーディネーターの常原拓真様(以降敬称略)です。(聞き手:AMDA本部ブルックス雅美、アルチャナジョシ)
 

AMDA

中学時代から入っているAMDA中学高校生会(以下、中高生会)での活動について教えてください。
 

常原

AMDA職員でもあった英会話の先生より勧められ入会しました。2016年から3年間、毎年スリランカの平和構築[pagebreak]プログラムに参加し、言葉も宗教も違う民族の学生たちと3、4日間寝食を共にしました。言葉は通じませんが、様々な宗教施設の訪問、日本の文化として自分の「篠笛」を通した交流、そして私は写真担当だったのですが、カメラを向けると笑顔を向けてくれることなど、こうして交流が深まりました。この時に感じた「平和」とは、日常通りに暮らせる「何もないこと」だと感じました。
 

AMDA

中高生会での経験を卒業後どのように活かされていますか?
 

常原

今年から大学でも防災について学んでいますが、日本の防災を途上国に広げたいと考えています。また、2021年5月、中高生会卒業生だけでなく全国の学生たちと、防災や環境問題など、「名前も顔も知らない誰かとともに次の未来へ」をコンセプトに「AMDA学生会」を発足しました。中高生会は高校卒業後、関わりがなくなってしまいますが、学生会を通して大学生として学んだことを中高生たちとも共有できればと思っています。これまで中高生会の定例会でワークショップを実施し、今年2月のバングラデシュとのオンライン交流会でもサポートとして参加しました。これからも中高生会と学生会が日常的に話せる活動ができればと思っています。
 

AMDA

募金活動やジャーナル発送準備など、今でもボランティアとしてAMDAにご協力いただいています。ありがとうございます。
 

常原

中高生会のリーダーとして全員の意見を取り入れられるようになったこと、活動などを通し日常を写真に収める大切さに気付けたことなど、AMDAで得られた経験が大きく、今の大学を選ぶきっかけ、自分のやりたいことにもつながっている部分が多くあります。これからもAMDAの活動と連携しながら、中学生・高校生のやりたいことや思いを形に出来るよう、コーディネートしていきます。
 

AMDA

これからどんな人間になりたいですか?
 

常原

「何かやりたいと思っている人」と、「やってほしいと思っている人」をマッチングしていきたいと思っています。今まで自分がいろんな人と関わり、いろいろなことをやってきたネットワークを活かしていくことで、面白いことが生まれるのでは、考えています。