「善意の絆・相互扶助」」【Vol.16】NPO法人「一粒会」徳山理事長 黒住理事 寺岡理事 様 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

「善意の絆・相互扶助」」【Vol.16】NPO法人「一粒会」徳山理事長 黒住理事 寺岡理事 様


左から 黒住理事 徳山理事長 寺岡理事

異なる職業の方々が集まり、人づくりと社会貢献を目的に活動されているNPO法人「一粒会」(倉敷市笹沖)。徳山雅英理事長と黒住昭夫理事、寺岡春男理事の3人に設立趣旨や開発途上国の支援など多彩な取り組みを伺いました。

AMDA

2006年から毎年、温かいご支援とご協力を頂き、ありがとうございます。

徳山理事長

「困った時はお互い様」というAMDAさんの相互扶助の精神に共鳴しています。メンバーのフットワークも良く、災害などがあると[pagebreak]国内外を問わず、いち早く現地に向かわれる。世界を舞台にした国際医療ボランティとしての活動に同じ日本人として誇らしい気持ちです。

黒住理事

寄付の贈呈式にはいつもAMDAの職員が来ていただき、きちんと活動報告をしてもらっています。私たちの寄付がいかに有意義に使われているのかが良く分かり、会員はみんな納得して寄付させてもらっています。

AMDA

ところで、一粒会の名称にはどのような思いが込められているのでしょうか。

寺岡理事

「一粒一粒の種を蒔く、選りすぐった種を蒔く、やがて百倍万倍になり、よい種はより良い人をつくる」という言葉が由来で、組織が大きく成長することを願ってみんなで名付けました。

AMDA

一粒会が発足するまでの経緯を教えてください。

寺岡理事

ライオンズクラブの元会員6人が「親睦会」を作って会合を重ねるうちに、社会貢献を目指す組織を設立してはどうかとの意見が出たのがきっかけです。そこで、2001年8月、県知事あてにNPO法人設立認証申請書を提出し、12月に認証されました。

AMDA

設立の趣旨は何でしょうか。

徳山理事長

「社会的貢献活動」と「会員相互の親睦」、「社会的な人格を尊重し道徳の筋道を心得る」の三つです。

AMDA

何をスローガンとされていますか。

寺岡理事

「会員の和 会の輪」です。一粒会の原点は、会員相互の融和と親睦を図ることであり、その結果としてより良い社会貢献事業ができると確信しています。

AMDA

具体的な運営組織と会員数を教えてください。

黒住理事

社会福祉、青少年育成、国際、親睦の四つの委員会を作っています。会員は40代から80代までの17人(うち女性3人)です。

AMDA

国内外にわたり多彩な事業を展開されていますね。

徳山理事長

福祉施設への車いす贈呈やカンボジアでの井戸掘り、ジャワ島大地震などへの支援を行いました。青少年の健全育成としてボーイスカウト・ガールスカウト合同の餅つき大会も、一粒会が発足してから毎年、支援を続けています。

AMDA

一粒会の課題は何ですか。

黒住理事

会員不足ですね。一粒会では「ありがとう申告」を設けています。会員が何でも良いと思ったことがあるとポケットマネーを寄付する仕組みです。集まった金額は年末に会員の家族を招き、感謝の気持ちを込めて「親睦例会」を開いています。和気あいあいとした雰囲気で、楽しくやっています。一粒会の趣旨に賛同して頂ける方は一緒に活動しませんか。

(聞き手・広報担当参与 今井康人)