医療機関がチーム派遣 AMDA南海トラフ対応 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

医療機関がチーム派遣 AMDA南海トラフ対応


第2回AMDA南海トラフ地震対応プログラム
調整会議の参加者

先月12日。
第2回AMDA南海トラフ対応プログラム調整会議がサントピア岡山総社で開催された。
約170名の参加。
議長団は片岡聡一総社市長、徳田善紀丸亀市副市長そして私の3名。
剣持堅吾総社市議会議長の歓迎の挨拶で会議が始まった。
第一部は輸送に関する協定締結。両備ホールディングス株式会社から代表取締役専務の原雅之氏、牛窓ヨットクラブから副会長の磯部洋行氏とAMDAグループ代表の私とでそれぞれの協定書に調印した。
その後に会議参加者全員の記念撮影を行った。

第二部は10委員会の各避難所の進捗状況についての説明に引き続きモデル避難所として高知県黒潮町と徳島県美波町の避難所が紹介された。
次に南海トラフ発生1週間目に医療チームを派遣してくださる医療機関の紹介が行われた。
ただし、2〜3の医療機関は災害発生2週間目からの医療チーム派遣の予定である。
これらの医療機関にお願いした基準は3点である。
1)トップの見識と行動力。
2)3時間以内に総社市に到着。
3)地域医療に積極的に貢献。

具体的に医療機関を紹介したい。(法人名は省略)
旭川荘、泉リハビリグループ、赤穂中央病院、岡村一心堂病院、岡山旭東病院、岡山東部脳神経外科、金田病院、倉敷中央病院、倉敷平成病院、瀬戸健診クリニック、高杉こどもクリニック、藤田病院、吉備医師会、御津医師会。岡山中央病院と光生病衣化からも協力表明をいただいている。
徳島県からは後方支援として、さくら診療所、つるぎ町立半田病院、徳島県立海部病院、徳島県立三好病院、ホウエツ病院が参加。

AMDA南海トラフ対応プログラムの最大のポイントは瀬戸内海市町村から総社市に避難する被災者の医療ケアである。
これに対して三宅周吉備医師会長から力強い対応するとのコメントをいただいた。
松山正春岡山県医師会理事からも岡山県医師会の南海トラフへの対応の説明と今後の協力体制についてコメントをいただいた。
更に、横倉義武日本医師会長からもプラットフォーム化に支援を確約していただいたことも併せて報告したい。

2015年11月9日に輸送・通信シミュレーションを実施する計画が紹介された。
瀬戸内海と四国山脈越えがポイント。
総社市―笠岡市―丸亀市―美馬市―美波町と丸亀市―黒潮町ルートである。
関連自治体の協力のもとに、陸海空路による移動。
盛りだくさんの内容の第二回調整会議は徳田丸亀副市長の総括と成澤貴子NPOアムダ理事長の挨拶で閉会した。

来年2月に開催予定の第三回AMDA南海トラフ対応プラットフォーム調整会議では災害発生4週間目までの避難所と医療チーム派遣医療機関のマッチングと海外からの医療チーム派遣団体等を発表予定である。
今回の会議では「AMDA南海トラフ対応プラットフォーム」が国内外の災害に対応することが採択された。
海外のパートナーは、AMDA設立30周年を祝う会で紹介された、世界平和パートナーシップ(GPSP)の参加団体となる。

今後共に皆様のご理解とご指導をいただければ幸いである。