2013年9月パキスタン・バロチスタン州でマグニチュード7.7の地震が発生後、AMDAから派遣され、パキスタンの現地協力団体NRSPと被災者支援を行ったのが私にとって初めての海外での緊急支援活動でした。
初めて訪れるパキスタン。現地協力団体のエスコートのもと、支援活動を行い、無事に帰国しました。パキスタンに関する知識は皆無で、カラチがあるのが“シン”州(現地の人が発音するとこのように聞こえる)ではなくシンド州であり、現地語が“ウドゥ”語ではなくウルデゥー語だと分かったのは日本に帰国してからでした。
その後、様々なプロジェクトでパキスタンを訪れることが増えました。
2014年1月には、ポリオ撲滅活動の視察。
2014年9月、10月にはパキスタン・プンジャブ州を中心に発生した洪水に対する緊急支援活動。
現在進行中の「パキスタン家庭健康教育プログラム」。
いずれの活動も、それぞれ現地協力団体の協力があってこそ実現しています。
先月26日までパキスタンを訪れていました。
これで5回目の訪問です。
この時に訪問したパキスタン・カラチでは、AMDAパキスタン支部、その他の現地協力団体の協力によりパキスタン滞在がとても有意義なものとなりました。
AMDAのパキスタンでの活動が何も、最近始まったわけではありません。
AMDAでは2001年にアフガニスタン難民支援を実施。
それ以降も災害に対する緊急救援をパキスタンで行っていました。
先月末にパキスタンを訪問したことで、先人たちが築いてきた貴重なつながりがあるからこそ、今、困っている人たちに手を差し伸べる活動をすることができることに改めて気がつくことができました。
今ある繋がりを大切にしつつ、今後も協力団体との関係がますます発展し、より多くの人々へ支援を届けられるよう努力して行きたいと思います。
GPSPフィリピン担当部長
岩本 智子