ブッダガヤ在住の妊婦さんに寄り添うAMDAピースクリニック(APC)の活動は、2014年に始まりました。これまでAMDAは定期的に活動を振り返り、支援内容を調整し、活動を続けてきました。例えば、「知識不足と経済的な負担から妊婦健診で超音波検査を勧められても、検査を受けられない妊婦さんもいる」という現地からの情報を受け、2023年には、超音波検査代の一部をAPCが支援する活動も始めました。これにより、妊婦さんは2か月に1度超音波検査を受けるようになり、医師は胎児の状態をより詳しく確認でき、妊婦さんも胎児の様子を見られるようになりました。AMDAはこれからも、地元の状況に合わせて柔軟に対応していきます。
10月・11月も妊婦健診が各月2回行われ、10月はのべ47人(内新患3人)、11月はのべ57人(内新患7人)が受診しました。10月・11月のマタニティクラス(健康教育・栄養プログラム)は、水曜日がインドの祝日と重なったため、2か月で計6回の開催にとどまったものの、のべ99人が参加しました。
「赤ちゃんと栄養」について学ぶマタニティクラスに参加したジョティさんは、「近所の方からAPCを紹介いただきました。このクラスに参加するのは2回目です。今日は『赤ちゃんと栄養』について学びました。周りの人達は、自分たちが食べている物を赤ちゃんに食べさせていました。赤ちゃんにとっては味付けが濃かったり、刺激が強いため、良くないことなのですね。今日は新しいことが学べた上、モリンガと野菜のスープもいただきました。ありがとうございました。」と話しました。