令和2年7月豪雨から1か月 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

令和2年7月豪雨から1か月

熊本県及び鹿児島県で大雨洪水特別警報が発令、熊本県・球磨川が氾濫し、同県南部を中心に甚大な洪水被害が発生した7月4日から1か月が経過しました。一緒に活動を行った現地の方々に現在の状況及び心境についてお話をお伺いしました。
 

人吉市立第一中学校での活動の様子

7月8日より19日まで人吉市立第一中学校で一緒に活動を行った球磨村保健師の方より

「1か月が経過し、球磨村役場も水道、電気は復旧しました。洪水発生後しばらく不通だった役場への道も再開しています。現在、ボランティアバスも3台運行、被災した家の片付けもお願いしている状況です。現在、長崎県や大和町、益城町等の職員の方が支援に入っていただいていますが、私自身保健師としての通常業務ではなく、罹災証明などの発行などの業務を担当しています。

洪水発生直後からAMDAなどに支援に入っていただき本当にありがとうございました。私たちは支援者と同時に被災者でもあります。少しずつ自分を取り戻しながら、現在も業務を行っています。」
 

緒方先生(写真左)

12日人吉保健所長より要請を受け、22日まで人吉市に隣接する相良村にて保健師とともに戸別訪問を行った際にご指導・ご鞭撻いただいた、相良村教育長・緒方医院 緒方 俊一郎 先生からのコメント

「被災者の家庭訪問への手が足りていない状況の中、保健師の仕事をサポートして頂き、大変助かりました。また、人吉にも鍼灸師や柔道整復師の方が入って下さり、住民の方もとても喜ばれていました。ありがとうございました。」

尚、相良村の保健師の方より活動中にご相談いただいた避難所のシャワールームに設置するシャワーチェアについては、31日に設置のご報告をいただきました。この避難所に避難されていた方々は一旦ご自宅に戻られているそうですが、大雨のたびに避難をされていたとのことでした。

AMDAは、引き続き現地関係者と連絡をとりながら、被災した施設への物資支援など、支援ニーズに合わせて対応していきます。