AMDA連携野土路農場で田植え体験 – AMDA(アムダ)
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国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA連携野土路農場で田植え体験

AMDA参与 今井 康人

フードプログラムの一環として、有機無農薬栽培で稲作に取り組んでいる新庄村のAMDA連携野土路農場で6月2日、田植え体験が行われ、地元農家をはじめ岡山、玉野市などから約20人が参加しました。

田植えは約8アールの水田で行われ、10センチ程度に成長したコシヒカリの苗を約1時間かけ、横に張った糸の目印に植えていきました。











初めて体験する参加者も多く、泥に足を取られるなど悪戦苦闘をしながらも、慣れるに従って手際よく処理していました。真庭市富原から参加した主婦(56歳)は「田植えは楽しく、夢中になって時間の経つのを忘れました」と額の汗をぬぐいながら笑顔で話していました。

続いて、害虫駆除に役立つ生後15日程度のアヒル70匹を次々と水田に放ち、子どもたち「かわいい」と歓声を挙げて大喜び。新庄小学校2年の女子児童(7歳)は「アヒルの毛はふわふわして気持ちが良かった」と話していました。

 参加者は地元農家手づくりの豚汁やおにぎり、新鮮な野菜サラダに舌鼓を打ちながら、子どもたちによる新庄田植え踊りを見学し、盛んな拍手を送っていました。

今秋の収穫期には稲刈り体験が行われる予定です。

アロイシウス・シタミ農場長の話

田植えは農場を開設してから7回目。今年も多くの参加者でにぎわい、うれしかった。おいしいお米が食べていただけるよう頑張りたい。

















【メモ】野土路農場

アジアへの有機農業の普及・啓発を目的に2012年から始まった。1ヘクタールでコシヒカリやヒメノモチ、野菜を栽培。農場長はマレーシア人で、奥さんは日本人。収穫した米はAMDA職員がプロジェクト関係国の在日公館などを表敬訪問し、贈呈している。







新庄田植え踊り保存会が活躍



江戸期から地元で歌い続けられたとされる「新庄田植え唄」。三味線や太鼓などの演奏をバックに、地元の農家の人たちが歌う。軽快なリズムで、歌詞は4番まであり、唄の長さは約5分間。地元民が唄に振り付けをしたのは2016年で、子どもたち25人でつくる保存会「新庄田植え踊りの仲間たち」を結成。週1回の練習に励んでいる。

 

新庄田植え唄の歌詞の一節を紹介します。

大山のやーハーイサー 横手の空で
舞う霧がやーハーイサー 舞う霧がやーハレー
舞う霧がやーハレー
新庄に降りて雨となる