AMDAは、ミャンマーから隣国のバングラデシュ難民キャンプに逃れているイスラム系少数民族・ロヒンギャ難民支援のため、2018年2月1日、第2次医療チーム(医師2人、看護師1人)を派遣しました。
国連人道問題調整所(UNOCHA)の1月29日の発表によると、17年8月から難民キャンプ内に移動した人は68万8千人に増加。ジフテリア、流行性耳下腺炎の拡大が懸念されており、AMDA診療所を訪れる患者数はさらに増える傾向にあることから、第2次派遣に踏み切りました。
この日は、押谷晴美看護師(AMDA・ERネットワーク登録、滋賀県長浜市)がJR岡山駅午後0時16分発の新幹線で出発。
2月2日にバングラデシュの首都ダッカに到着。医師2人と合流し現地で活動後、13日に帰国する予定です。
医師は、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のアリ・カダールさんと、ヨセフ・ファスフスさんです。
難民キャンプでは現在、AMDAバングラデシュ支部と日本バングラデシュ友好病院の合同チームが中心になって活動。コックスバザール県クトゥパロン難民キャンプでは1日平均130人の患者の無料診療と医薬品の提供をしている。昨年10月の開設以降、1月21日までに延べ9759人の診察を行っています。