2015年4月5日、岡山市内にある「ゆうあいセンター」で、AMDA中学高校生会が主催し、「繋がろう高校生、広げようボランティの輪」と題し第2回高校生フォーラムを開催しました。
県内の高校生30名(その内AMDA中学高校生会メンバー13名)他、一般参加者も合わせ36名が参加しました。最初にAMDA中学高校生会から最近のボランティア活動の報告後、5つのグループに分かれ高校生ができる被災地の支援、岡山での防災、海外における教育、医療・保健、ボランティアの輪を広げる工夫について話し合い、発表しました。
初めて会う参加者も多くいましたが、グループごとに積極的な発言が飛び交っていました。
今回のフォーラムでは気軽に話し合う場を作ろうと、テーブルごとに飲み物や、茶菓子を用意しディスカッションの時間とグループの発表の時間を多くとりました。
普段のAMDA中学高校生会での話し合いでは出なかった意見やアイデアなどに気付くことができました。参加した県内各地の高校生同士がボランティアをキーワードにつながりその輪をもっと広げるには今回の話し合った内容をそのままにしておくのではなく、家族や他の人々に伝えることが先ず一歩につながると思います。
以下に、話し合いの内容を紹介します。
被災地の支援について
- 高校生、復興をキーワードに同世代のスポーツ交流(テニス等はダブルス)、勝敗でなく楽しむことを考える
- また音楽コンサートの開催もいい
- 東北いいところ探しプロジェクト(岡山の高校生と東北の高校生のつながりを持つ)を企画してはどうか
- 具体的にはスタンプラリー、ツィターで広める 海外の人達にも(東京オリンピック等)食(郷土料理等)も入れた東北ツアーで紹介する
- 全国の高校生がリレーでつながる
- フラッシュモブ等で気持ちを伝える
- 高校生による情報発信としてサイトを作る
岡山の防災について
- 岡山は災害や防災に対しての危機感が薄いのでその対策として目立つ(工夫した)ポスターを作成し、その付近に避難所等のマップを置く
- 二次災害を考え普段から人のつながりを大切にする。
- 特に地域との交流を深めておく
- A あいさつ
- K 回覧板 → 伝える
- H 避難訓練→ 高校生が呼びかける
海外における教育について
- 日本と途上国とでは教育を受ける意識が違う
- 途上国で女子が教育を受けられない状況にある
- そういう状況の中でそれぞれ相手の事を知る。そして伝え合うことが必要
医療・保健の問題について
- 特に水に注目(衛生や健康の面で重要である) 日本ほどきれいな水はない。
- 水道水が飲め幸せ。
- 【高校生ができることは】
- 生活排水で水を汚さないよう気をつける。呼びかける。
- 洗濯の回数を減らす。
- 油、ドレッシング類を流さない。
- ゴミを減らす等できることから行う。
- 個人の努力やもっと市民の意識を高めること。
ボランティアの輪を広げるために
- 同世代の人と同じような気持ちで取り組めるようにする。
- ボランティアは難しく堅苦しいイメージがあるので、わかりやすく、親しみやすい、 入りやすい工夫を
- 募金活動の工夫として募金箱の改善が必要 。キャッチフレーズを入れたり、寄付金の使用用途を示す。
- 新聞やラジオ等の協力やSNSを利用して同世代に活動の参加を促す
今回のフォーラムに関するアンケート 感想
グループディスカッションでは各リーダーがみんなの意見をとりまとめや各個人も積極的な発言ができていてよかった。
今回「広げようボランティアの輪」をテーマに身近な経験・体験ができたように思う。今後もいろいろなテーマでフォーラムを開いてほしい。
意見が出しやすくてとても有意義な時間を持てた。
日頃、他校の生徒と一つのテーマで話し合う機会がないためよい刺激になった。
AMDAの活動にとても興味がわいた。
堅苦しいイメージで来づらかったが同じ思いを持つ同世代の人達と話し合うのは楽しくて他の意見も聞けてよかった。ボランティアだけでこんなに広がるとはおもわなかった。
いろいろな考え方に触れ、楽しかった。参加できてよかった。
ものすごく為になった。これを機に今後も自分が出来る事を進んでおこない誰かの役に立てればいいなと思った。とても楽しい活動ができた。
高校生同士が繋がることで新しいアイデアが生まれ活動の幅が広がればいいなと思います。今回の活動参加で一歩踏み出せる気がした。
今後ボランティアの輪をもっと広げることが大切であることを確認しあいました。参加者からは意見が出しやすくお互いよい刺激になりましたとの感想をいただきました。