AMDA有機農場in マリノでは、2013年4月~10月の半年間、新庄村にあるAMDA野土路農場で農業研修を修了したインドネシア研修生が中心となり、日本で研修したことを、母国で実戦すべく2014年2月から有機農業を実施している。
マリノ村バトゥラピシの棚田 | AMDA有機農場inマリノ |
そこで、2014年11月13日~17日の5日間に渡り、日本から技術者や関係者4人がマリノ村を訪問し、第2回目となる有機農業技術研修を開催した。
2014年2月に開催された1回目の研修会では、堆肥の作り方、もみ殻燻炭の作り方を紹介した。
今回の研修会では、前回の炭作り、堆肥づくりの復習に加え、木酢液の取り方とその活用法、土着菌の利用方法と肥料の作り方、雨期と乾期に合わせた畝の作り方、はで干しの紹介などを行った。
特に土着菌の利用法については、簡単で効果が期待でき、参加者たちの関心も高かった。
土着菌の利用法実習 | 畝の作り方と肥料の活用 |
さらに、新庄村のアジア有機農業連携活動推進協議会から贈与された、チェーンソーと刈払機の安全な操作の仕方についても講習会を行い、地元の農家の方々が、安全に活用できるように配慮した。
ちょうど雨期が始まったこの地域では、今後、刈払機は本当に役に立つと、地元の方達もとても喜んでいた。
農機具の贈呈式 | 刈払機の使用法の講習 |
竹酢液の作り方を指導 | 堆肥づくり |
最終日には、毎日続けて参加してくれた皆さんや近所の方達と一緒に、日本式の餅つきをし、日本のおもちをふるまうなど、文化交流も行われた。
現地の大人たちも子供たちも「おいしい、おいしい」と、黒砂糖を付けたおもちを味わった。
5日間の研修を終え、熱心に参加してくれた地元の農家からは、「自分も是非日本のやり方を試してみたい」
「新しい知識を教えてもらえてうれしい」などの感想が聞かれた。
餅つき | つきたての餅をほおばる少女 |