2014年7月26日、AMDA高校生会が中心となって学生を対象としたフォーラムを開催しました。
会場には学生を中心として約50人の来場者があり13時半のスタートから16時半までの3時間。熱気あふれるフォーラムとなりました。
会の最初には、AMDA高校生会リーダーの森部さんから開催に向けての思いを会場の参加者に伝えられました。
基調講演では、AMDA高校生会OGで、現在AMSAのメンバーとして活躍する大学生の滝澤さんから幼いころからの思いや、高校時代のAMDA高校生会での活動。その思いを現在の大学での活動にどう生かしているかなど学生ならではの視点で、高校生へのメッセージを伝えてくださいました。
続いて学生からの報告として、AMDA高校生会による発表がありました。
学校を超えて、想いを持つ学生たちが、これまでに東日本の被災地に向けた支援やフィリピン台風の被災地に向けた支援活動などをどのように行ってきたか、どのような思いをもって取り組んできたかなどが発表されました。さらに発表の最後には、「ボランティアをするには、まず身近な人たちに対して優しくしなければ、身近な人たちを大切にしていくことから始めたい」という言葉で締めくくられました。
続いて岡山県立和気閑谷高等学校の発表では、先生たちから「やらされる」ボランティアではなく、学生たち「自らの思いでやる」ボランティアとして地元にある重要文化財・和気閑谷学校のボランティアガイドや地元の学童保育の手伝いなど、地域を大切にした様々な取り組みが紹介されました。ユネスコスクールとしての活動経験も報告されました。
岡山県立高松農業高等学校の発表では、生徒会が中心となって自分達の得意分野を活かして文化祭などで行ってきた取組。その成果として、海外での学校の建設、東日本大震災の被災地に向けた募金活動などの紹介がありました。先輩から代々受け継いできたボランティア精神、更にそれを広げる工夫など、手作りのコルクボードなどを披露してくれました。
広島県立福山誠之館高等学校の発表では、東日本大震災の被災地に向けた募金活動や岩手県大槌高校との交流。さらにはフィリピン台風30号の被災地に向けた支援活動と現地に行って感じた思いや、そこから得た経験によって、後輩たちにもつなげていきたいという熱い思いを発表してくれました。
報告の後は、参加者がグループに分かれて「高校生にできるボランティアと国際貢献」についてディスカッションを行いました。
初対面の学生が多いにもかかわらず、積極的な意見が飛び出し、それぞれの思いを共有しながらグループごとに意見をまとめていきました。
最後にはそれぞれのグループの代表者が前にでて、まとまった意見を発表しました。
今できることとして、知ること、SNSなどを通じて伝えること、身近な人に伝えること、今はしっかり蓄えること、などの意見や、より具体的なエコキャップの回収などのアイディアも出てきました。
参加した学生からは、
・同じ思いを持った人とこうして、意見を交わせることが楽しかった
・いろんな活動を聞けて、自分たちも次はこうしたいなどアイディアがわいた
など前向きな感想が多く寄せられ、多くの笑顔と、学生たちの前向きなエネルギーにあふれたフォーラムとなりました。