パシフィックパートナーシップ2012にAMDA看護師らが参加 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

パシフィックパートナーシップ2012にAMDA看護師らが参加

米海軍・防衛省主催パシフィックパートナーシップ2012にAMDA看護師らが参加致しました。

2012年6月16日から7月3日の期間、フィリピン共和国サマール島において実施されたパシフィックパートナーシップに、AMDA本部より山路未来看護師とAMDA兵庫県支部より早瀬麻子助産師が参加した。パシフィックパートナーシップとは、米海軍を主体とし、アジア太平洋地域を艦船が訪問し、各国政府、軍、国際機関及びNGOとの協力を通じて、参加国の連携強化や国際災害救援活動の円滑化等を図る活動である。受け入れ国はフィリピン、ベトナム、インドネシア、カンボジアの4カ国で、AMDAはフィリピン共和国の医療活動に参加した。また、本プログラムへの協力国は日本を含む13カ国。参加NGOは25団体にも及ぶ大規模なプロジェクトとなった。

AMDA看護師らが参加したフィリピン共和国での医療活動では、小学校や広い場所を利用し、独自の医療サイトを開いた。診療科目は、内科、小児科、婦人科、歯科、眼科である。各国力を合わせ、1日600人から700人程の患者を診察した。

パシフィックパートナーシップ現地の人へ公衆衛生講習

AMDA看護師ら2人は、内科診療や外科処置の介助、診察前のバイタルサイン測定を行うなどした。また医療サイトでの医療活動と並行し、公衆衛生教育活動にも参加した。公衆衛生活動では、地元フィリピンの看護師、助産師、保健センターのスタッフへ「母乳育児を成功させるための10か条」についてプレゼンテーションを行った。さらには、東日本大震災におけるAMDAの活動や経験を各国軍、NGOとともに共有し、今後の災害支援活動への発展を願うとともに、支援をしてくれた各国の皆に感謝の意を伝えた。