東日本大震災・緊急支援活動 7 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

東日本大震災・緊急支援活動 7

地震発生から10日が過ぎ、今なお余震が続いている被災地だが、AMDAの派遣チームは岩手県釜石市、大槌町、宮城県仙台市、南三陸町でそれぞれ活動を継続している。

20日には、2名の医師(米田医師、岸田医師)がそれぞれ岩手、宮城のチームに合流した。 20日現在、岩手県で23人、宮城県で9人が活動している。
 

【被災地からの活動報告 岩手県】

19日に岡山を発ったチャーター機の医療チームは19日午後に花巻空港に到着。すでに活動を行っていた派遣者たちと合流し、医師、看護師らでチームを組み、診療活動を開始した。現在、4か所+1箇所巡回診療で活動を行っている。活動場所は、大槌町の大槌高校、 釜石市の釜石中学校、フタバ小学校、市立体育館、巡回診療は中嶋体育館を中心に行っている。

震災直後から診療活動を行っている地元医師の疲労が深刻なため、AMDA医師と交替しながらの診療活動なども行っている。また19日には電気自動車が到着し、現地での巡回診療や医療チームの移動に利用している。

さらに、岩手の活動地が増えたことを受けて、21日に陸路で第十次の医療チームを派遣する。

【被災地からの活動報告 宮城県】

19日、仙台で活動していたAMDA医療チームは、陸路で南三陸町へ移動。南三陸町ベイサイドアリーナの災害対策本部到着・整形外科患者の診察を行ったり、100人分程の薬を災害対策本部に来る患者に対して処方した。高血圧・糖尿病などの慢性疾患の患者も多い。

翌20日には避難所マップ作成、訪問者案内、整形外科患者診察、救護室トイレ整備、診察室設営など複合的に現地のサポートを行い、仙台に戻った。

また、19日に東京からヘリコプターで南三陸町に到着したAMDA医療チームは、南三陸町スポーツ交流村広場の災害対策本部に到着。すでに到着していたAMDA医療チームと打ち合わせをしながら「平成の森」の避難所・デイサービス施設で診療を開始した。現地との調整の結果、今後は志津川小学校(650人避難)で活動する予定。


南三陸町では長期期間の活動が望まれていることから、引き続き医療チームの派遣を決定。3月23日に東京ヘリポートより、南三陸町へ向けての第十一次医療チームの派遣を予定している。
 

【 3月20日出発 第九次派遣者  計2名】

■米田 哲(よねだ とおる)

:医師、東京在住 <活動場所:岩手県>

■岸田 義臣(きしだ よしみ)

:医師、愛媛県在住 <活動場所:宮城県南三陸町>

【 3月21日出発 第十次派遣者  計4名】

 AMDA事務所(岡山市伊福町3-31-1) 15:00出発

■原田弥生子(はらだ みおこ)

:薬剤師、兵庫県在住 <活動場所:宮城県南三陸町>

■佐々木 久栄(ささき ひさえ)

:看護師、滋賀県在住 <活動場所:岩手県>

■木村 圭介(きむら けいすけ)

:調整員、東京都在住 <活動場所:岩手県>

■米田 知美(よねだ ともみ)

:調整員、看護学生、兵庫県在住 <活動場所:岩手県>

3月21日までの派遣者予定数(3月20日現在)

医師18人 看護師8人 助産師2人 准看護師1人 薬剤師2人 調整員20人

計51人

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