おかやまコープ様主催「忘れない3.11 東日本大震災復興支援交流会~そして未来へ~」に参加して – AMDA(アムダ)
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おかやまコープ様主催「忘れない3.11 東日本大震災復興支援交流会~そして未来へ~」に参加して

GPSP支援局 総務担当 ブルックス 雅美

2月22日、生活協同組合おかやまコープ様が東日本大震災復興支援について、オンラインを用いての報告会を開催、AMDAより5人が参加しました。

冒頭、おかやまコープ様より、東日本大震災発生直後より10年間に渡り、AMDAとともに岩手県大槌町等で実施されてきた支援活動をご報告。その後、報告者として、岩手県大槌高等学校の学生3名、福島県生協連 佐藤 一夫 理事、そしてAMDA大槌健康サポートセンター 佐々木 賀奈子 センター長がZOOMにてそれぞれの10年間の活動報告を行いました。[pagebreak] 佐々木センター長はおかやまコープ様との支援の歩みを報告。報告の最後に、皆様のご支援があって本日が迎えられたことついて感謝の意を述べられました。

おかやまコープ様のご支援内容(一部)紹介

佐々木センター長からの報告

交流会後半に設けられたリレートークでは、「震災の教訓をどう生かすか」というお題で、上記3団体の方々からお話があり、佐々木センター長は「生きることを諦めない。横を向いたら誰かが支えてくれている。」というお話が非常に印象的でした。更に、「10年だからこそ、生活拠点・圏内に、避難場所を確認しておくこと」と念を押されました。また、AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム合同対策本部長もこのリレートークに加わり、「南海トラフ対応」と「非常時の持出品・備蓄品チェックリスト」もご紹介しました。おかやまコープ様からも「上記の教訓を、岡山の地でも活かしていきたい。」と述べられました。

 

リレートークでお話した佐々木センター長

南海トラフ災害対応プラットフォーム本部長はAMDA事務所から参加

10年のご報告、ご経験等を受け、「一口で10年と言っても、いろんなつながりがあります。そのつながりの一部となれたことは私たちの宝物です。」と参加された組合員の方からのコメントをいただき、更におかやまコープ様が「あの日を思い、みんながつながっていることを実感し、それぞれの災害の備えを考えるきっかけとなれば。」と会を締めくくられました。

AMDAの10年間の東日本大震災の支援活動では、おかやまコープ様と多くの組合員の方々にご支援いただきました。その後の多くの災害支援活動について、おかやまコープ様よりご支援をいただき、改めて感謝申し上げます。私どもも災害は起きてはほしくないのですが、有事の際にはこのつながりと、今回の交流会で共有された教訓などを元に、おかやまコープ様とともに歩みを進めていけたらと思います。

 

会終了後の健康サポートセンター等の手作り小物等の販売の様子

最後に、おかやまコープ 全体理事 金高さおり様のコメントをご紹介いたします。
「先日は「忘れない3.11東日本大震災復興支援交流会」にご参加ご報告いただきありがとうございました。
なでしこの種にはじまり、本当にたくさんのつながりが持てた10年だったなと改めて振り返ることができました。AMDAさんとのつながりがあったから現地の声を知ることができ、色々な活動に広がったんだと思います。
これからもよろしくお願いします。」