インド・ブッダガヤの食事支援(2024年4月) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

インド・ブッダガヤの食事支援(2024年4月)

インド担当:岩尾 智子

 

サットゥージュースを飲みながら談笑する子どもたち

インド・ビハール州ブッダガヤ近郊に住む人を対象に、AMDAピースクリニックは2023年1月より毎週火曜日に食事支援を行なっています。開始から1年以上経過した今では常連の方もいらっしゃいます。

4月のブッダガヤはとても暑く、40度を超えることもあります。乾燥しているので、気温の割には過ごしやすい日もあります。現地からの意見を取り入れ、今月から夏バテ防止に役立つ「サットゥージュース(ひよこ豆を炒って粉にしたもの、塩、香辛料とレモン)」を提供しました。地元では昔からよく飲まれていて、体を冷やす効果があります。香辛料はAMDAの農業プロジェクトで前日に収穫した物を使用しています。

サットゥージュースを受け取る人
ジュースの材料

 

サットゥージュースを飲んだ人からは「材料の分量や新鮮さが大切。ここのは、美味しい。」と好評をいただきました。地元の担当者からは、「開始前から楽しみに待ってくださる方もいらっしゃいました。サットゥージュースを飲まれた後の元気いっぱいな笑顔を見るとこちらも元気をもらいます。今年も熱波で、各地で火事が発生していると聞きます。今年も熱波のためブッダガヤでは12時から16時は外出禁止令が出たと聞きました。これからもっと酷暑になりますが、水分補給をしっかりして、みなで声をかけあって元気に乗り越えたいです。」と報告がありました。

4月は食事支援を計5回行い、妊婦さん、子ども、車いすの方を含む、のべ472人が食事支援に参加しました。

小さい参加者
配布場所に並ぶ人々