​AMDA ピースクリニックの活動報告2023年11月 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

​AMDA ピースクリニックの活動報告2023年11月

インド担当 アルチャナ ジョシ


2023年11月25日にブッダガヤで母子保健事業を対象に活動を行っているAMDAピースクリニック(APC)は、創立15周年を迎え、今年も現地関係者とともに年次総会を行いました。2014年からAPCでは現地の産婦人科医による定期妊婦健診を実施しています。通常、1ヶ月に2回行う健診では各回平均30人が参加し、体重測定や必要に応じて薬やサプリメントを提供しています。2023年11月24日に行った検診では、30名が参加しその内1名が検診に初めて参加しました。

参加した妊婦の方は、「定期的に検診をしてもらえることで日頃から赤ちゃんや自分の体の健康に気を配ることができます。」「姉が以前検診に参加しており、話を聞いて興味を持ちました。今後は、クリニックに来て体に異常がないか定期的に診てもらおうと思います。」と話しました。


また、APC では週に一回、同地域に住む妊婦や母親を対象に栄養指導や健康教育プログラムも行っており、各回平均して20人が参加し、11月22日は29名が参加しました。持参した容器に「リョクトウ豆」「インゲン豆」「ほうれん草」「にんにく」「生姜」「モリンガの葉」の入った温かい野菜スープを提供しました。

参加した女性は、「何を食べて、どのように過ごせば健康に気をつけることができるのかを学べました。」「毎月検診に来る意味を理解することができました。」と話しました。

また、以上の活動に加えて、2023年1月からAPCの敷地内で周辺に住む貧しい人々を対象に食事支援を行っています。食事支援で使用している一部の小麦、ダール豆野菜は同法人の土地で収穫したものです。AMDA は引き続きブッダガヤやその周辺に住む人々を対象に支援活動を実施する予定です。

今回、AMDA中学高校生会のOBで自費参加した常原拓真さんは、「ただ食料支援をするだけではなく、定期検診の意味や目的もきちんと伝える重要性に気づかされた」と話しました。