こども食堂にお米を贈呈 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

こども食堂にお米を贈呈

AMDAスタッフ 清水由美

AMDAこども食堂支援プラットフォーム
世話人会事務局長 直島 克樹さん(右)

岡山県内の産官学民でつくる「AMDAこども食堂支援プラットフォーム」は9月24日、地域の子どもに無料または低額で食事を提供する「こども食堂」にお米を贈呈いたしました。

AMDAは年4回、こども食堂からの希望に応じてお米を贈呈しており、今回は岡山県内の10団体に1袋10キロ入りのお米を66袋、計660キロを提供しました。
このお米は、AMDAが南海トラフ災害などの事前備蓄として十字屋グループ(真庭市)の倉庫に籾で保存。こども食堂に提供する際に玄米にして無料出荷していただいています。

現在、こども食堂はコロナ禍の影響で弁当などを提供しているところが大半で、各団体の規模によって1回の活動につき約10食~150食を提供されているようです。

こども食堂スタッフの声

  • コロナ禍で温かい食事を提供できずにいる。本来、こども食堂は子どもの居場所を確保する目的なのに、みんなで遊んだり、交流したりすることができず、お弁当を渡して帰ってもらっているのでとても寂しい。
  • 経費のやりくりが大変な中、とても助かる。いろいろな支援があるということを今回AMDAよりお米を頂いて知ることができた。
  • 支援を必要としている家庭からは、開催日数を増やしてほしいという要望が多く聞かれる。まん延防止措置が解除されたら10月から月1回のものを月2回に増やす予定。

AMDAこども食堂支援プラットフォーム世話人会直島事務局長のコメント

新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言も9月末で解除され、県内のこども食堂の活動も以前の通りといかないまでも、対面での集まりが少しずつ戻ってきているこども食堂もあります。また、継続して地域の子どものいる家庭等を応援する食料品等の提供も行っているこども食堂も多くあります。こういった活動において、お米は活動の大きな源になっています。定期的にお米をご提供いただける目処があることは、こども食堂活動にとっては大変大きく、活動の活発化に寄与するものと考えています。同時に、こども食堂が地域交流を活発化していく推進力となることも支えるものとなっているのではないかと思います。今後もより良い関係のもと、共に地域の子どもたちやその家庭を支えていくことを願っております。

尚、次回の贈呈は12月17日を予定しております。