復興グルメF-1大会運営事務局 菅原 尚美
《紫神社かぼちゃまつり》
9月18日、19日に紫神社かぼちゃまつりが行われました。今年もねぷた運行や八幡太鼓などのイベント的な催しは中止とし、氏子の皆様にお札をお渡しする形式で行われました。
参拝にいらした方々に、紫まんじゅうの販売と縁起かぼちゃの配布をしました。コロナ禍の中、氏子さんや地元の方々が参拝に訪れ、用意していた300個のまんじゅうは完売となりました。毎年神主の方がかぼちゃ人形を作ってきて下さいます。今年はオリンピックにちなんで、柔道着を着たオリンピック選手のかぼちゃ人形でした。
紫神社かぼちゃまつりの始まりについて
由来は分かりませんが、始まったきっかけは住民が神社にかぼちゃを奉納した事から始まり、後に界隈の地区氏子がかぼちゃを使い人形を奉納するようになりました。震災前は5地区5団体で人形を奉納していましたが、震災後は1つの人形を作り行われています。
ねぷた運行
震災後、弘前ねぷた絵師さんと祭りの仲間たちがこの地を訪れ、震災で暗くなってしまった夜の町をねぷたの光で明るく元気にしたいと言ってくれ、それがきっかけとなり年に一度かぼちゃ祭りに来て下さり、街の賑わい作りを行ってくれていました。コロナ禍により昨年と今年は残念ながら行えておりません。
※弘前→ねぷた
青森→ねぶた と言われるそうです。
気仙沼市南町紫神社前商店街事務局・AMDA参与 坂本 正人
コロナ禍の中、感染対策と規模を縮小してかぼちゃ祭りが開催出来ました。今年も奉納行事は出来ませんでしたが、名物、紫まんじゅうの販売が行われました。数を少なくしての販売でしたので、すぐに売り切れてしまい参拝に来た皆様には大変ご迷惑をおかけしました。来年はさらにねぷた奉納や八幡太鼓奉納が出来ればと思います。震災から年々人口が減ってきており、この地区も住民が戻って来ておりませんが、地区の行事として残していきたい祭りです。