宮城県気仙沼市 南町紫神社前商店街8月イベント活動報告 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

宮城県気仙沼市 南町紫神社前商店街8月イベント活動報告

 復興グルメF-1大会運営事務局 佐々木 由希絵

《cadocco marche ミニ サマーワークショップ》


8月8日(日)、cadoccoにてサマーワークショップが行われました。今回は、2人の作家さんに来て頂き、感染防止対策として各グループ6名ずつに限定し、午前と午後の2部に分けました。

『和と小物 ばばば』さんはシーグラスランプ作りを、『LIFE FACTORY』さんはリースミラー作りです。

作家さんは「除菌装置を導入したお部屋にて、密にならない人数制限、こまめな換気、消毒作業など、対策を万全に用意してワークショップを開催出来て良かったと思います。それぞれ個性豊かなステキな作品ばかりで見ていてワクワクしました!また皆様にお会いできることを楽しみにしております。」「最近なかなか製作が出来ずにいましたが、やっぱり作るって楽しい♪穏やかな時間を皆さんと過ごせて楽しかったです。」とのお言葉を頂きました。

参加者さんは「楽しめる貴重な機会をありがとうございました。とっても楽しかったです!」と笑顔で話してくれました。

また機会があれば、ぜひ開催したいと思います。

 





《東日本大震災追悼講演会》


とちぎボランティア団体「YAMBE(やんべの会)」主催の東日本大震災追悼講演会が、8月9日(月)栃木県小山市にて開催されました。

『あの日、あの時、あれから10年』と題し、当商店街の坂本さんと、岩手県大船渡津波伝承館長である齊藤賢治氏が講演をしました。

講演を聞いた方は「備えあれば患いなし。多くの人に聴いて頂きたい講演でした」と話し、また、講演会を無事に終えたYAMBEの代表である町田親政氏は「10年経ってメンバーの入れ替わりはあってもYAMBE はYAMBEとして、東北に向き合う『行ってこそ』『行動してこそ』の姿勢は変わりません。各班全員の協力があって、安全かつ素晴らしい会が開催できました。本当にありがとうございました!これからも、まだまだYAMBE―!」と心強いお話をして下さいました。


気仙沼市南町紫神社前商店街事務局・AMDA参与 坂本 正人


コロナ禍の講演会だったので中止も考えていましたが、感染予防もきちんとするとのことで栃木へ向かい、お話をさせて頂きました。10年経った今も震災の話に真剣に向き合ってくれ、風化といった感じもせず、むしろ私たちが今一度考えるべきだと痛感し、震災の経験は後世へ伝えるべきだと改めて思いました。

また、8月24日(火)、AMDA中学高校生会と黒潮町中学生・高校生の交流事業として、Zoomで震災当時の避難所生活について講演しました。

私(坂本)が10年前に紫神社避難所に入った経緯や、避難所との関わり・運営について話をさせて頂きました。想像を絶する体験でした。全てを失い、約8ヵ月の長い避難所生活に入った訳ですが、避難所生活に大切なのはコミュニティの力だという事を伝えたかったのです。また、学生さんの話を聞いて、真剣に防災に取り組んでいることを知り、素晴らしいと思いました。私たちも今一度、災害に向き合う事の大切さを教えてもらいました。