フィリピン台風16号被害に対する緊急支援活動開始 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

フィリピン台風16号被害に対する緊急支援活動開始

フィリピン・ルソン島で26日から台風16号「ケッツアーナ」による大規模な洪水が発生した。フィリピン政府によると、首都マニラでは26日9時間で1ヶ月間の平均降水量を越える410.6ミリの雨が降り、1967年に記録した1日の降水量の記録334ミリを更新し、過去42年間で最悪となる水害に見舞われた。同政府は27日、マニラ首都圏や周辺地域で少なくとも73人が死亡、行方不明23人と発表するとともに、ルソン島を中心にマニラと25の州に国家非常事態を宣言した。マニラ市内の約80パーセントが浸水し、大規模な停電も発生、避難者数は28万人を超える事態となった。[pagebreak]


岡山駅で取材を受ける古城調整員

AMDA本部ではこの甚大な被害に鑑み、本部から緊急支援チームを派遣することを決定した。まずは調整員を派遣し、都市機能が麻痺した中でのニーズ調査を行い、医療・生活支援を含めて必要な支援を決定する。

【派遣者】
ニティアン ヴィーラバグ  調整員  AMDA本部職員 岡山市在住
古城 デイジー  調整員  倉敷フィリピーノサークル(KPC:Kurashiki Pilipino Circle)代表  倉敷市在住
【日本からの出発】
9月29日(火) 岡山駅発 13時14分  関西空港着 15時03分  のぞみ26号・はるか33号
関西空港発 17時10分 ソウル着19時05分 (KE726便)
ソウル発  20時05分 マニラ着 23時00分 (KE623便) (いずれも現地時間)

【倉敷フィリピーノサークルとは】
2005年6月12日に、岡山県内に住むフィリピン人が集まり、次の3点を目標に発足。
1.フィリピンと日本の国際文化交流
2.子どもが両方(フィリピン・日本)の血を受け継いだという誇りを持つこと
3.フィリピン人同士の交流とお互いに支えあえるグループとして活動すること

これまで、地域で様々な国際親善活動やボランティア活動を行うとともに、2006年にはフィリピンでの大規模自然災害に対し物資援助の支援活動も行い、平成19年度の日本善行表彰を受賞した。現在、倉敷市教育委員会指導平和交流推進室ボランティア国際交流団体として登録されている。
代表の古城デイジー氏は、倉敷市美観地区バリアフリー推進会議委員。
2008年から毎年4月に(医)アスカ会とAMDAが共催する「あすか健康村フェスティバル」に、フィリピン文化紹介活動で参加している。

【フィリピンでの最近のおもなAMDA緊急救援活動】
・2006年12月フィリピン台風21号緊急医療救援
・2006年2月フィリピン・レイテ島地滑り緊急医療支援

【皆様からの募金を受け付けております】
郵便振替:口座番号01250-2-40709  口座名「特定非営利活動法人アムダ」
*通信欄に「フィリピン台風」とご記入下さい
【お問い合わせ】
AMDAボランティアセンター  〒700-0013 岡山市北区伊福町 3-31-1
TEL086-252-7700  FAX086-252-7717
E-mail: member@amda.or.jp  http://amda.or.jp