中国青海省地震 医薬品寄贈 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

中国青海省地震 医薬品寄贈

AMDAは、医薬品寄贈と青海省西寧市内等の医療施設視察という間接的医療支援活動としての緊急活動を終了することとし、同調整員は20日夜関西空港に帰国した。[pagebreak]

15日に岡山を出発したAMDA本部ヴィーラバグ調整員は、16日関西空港を発ち、夕刻予定どおりに成都に到着した。同調整員は、08年四川省地震緊急救 援でAMDAチームが入った四川省中医薬科学院を尋ねた後、被災地から負傷者が搬送されている成都市内の病院を視察。18日に青海省の省都、西寧市に入っ た。

同調整員の報告によると、地元では負傷者のうち1500人ほどが医療施設に搬送されたと伝えられている(18日現在)。病院では多くのチベット人が通訳ボ ランティアとして被災患者と病院スタッフの間で働いている姿が見られるということである。

同調整員は西寧市内で被災者ための医薬品の調達を行い、保健省に託した。そしてこの医薬品が同日玉樹県の軍病院に向け運ばれるのを見送った。この医薬品贈 呈については同市内のホテルにて、中国農工民主党と合同寄贈式が執り行われた。その後、被災地から患者が運ばれている西寧市の母子保健病院を訪ね、幼い患 者と家族等を見舞った。

今回は、医薬品寄贈と青海省西寧市内等の医療施設視察という間接的医療支援活動としての緊急活動を終了することとし、同調整員は20日夜関西空港に帰国し た。今後は3ヶ月後また6カ月後の支援活動実施の可能性を視野に入れ情報収集を継続する。


医薬品贈呈式

寄贈した医薬品
西寧の母子病院を視察するヴィーラバグ調整員

【日本からの派遣】
ヴィーラバク・ニティアンVeeravagu Nithian/調整員AMDA本部職員

【AMDAが中国で実施した主な事業】  いずれも開始月
2008/5  四川省地震緊急医療支援
1996/7  貴州省大洪水緊急救援プロジェクト
1996/4  四川省チベット族ヘルスポストプロジェクト
1998/3  新彊ウイグル自治区地震緊急救援プロジェクト、
雲南省大震災小学校再建プロジェクト
1996/2  雲南省大震災緊急救援プロジェクト、
四川省雪害緊急救援プロジェクト

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