パキスタン水害被災者に対する緊急医療支援活動2 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

パキスタン水害被災者に対する緊急医療支援活動2

9月3日現在のAMDA派遣医療チームはアフガニスタン支部医師2人、アザヘクル(ペシャワールから15Km)で活動[pagebreak]

パキスタンで7月下旬から続いた大雨により発生した大規模水害の被災状況について、国連緊急援助調整官室の情報によると、被災者18,037,792人、死者推定1667人、破損家屋1,248,665戸となっている(いずれも9月1日時点)。パキスタンの全122県のうち、79県が被災。被災者1800万人のうち、少なくとも半数は人命救助のための人道支援が必要だと言われている。

AMDAではこの甚大な被害に鑑み、AMDA多国籍医師団を派遣することとして、第一次派遣チームとしてAMDAアフガニスタン支部の医療チームを派遣した。パキスタン入国ビザの取得に時間を要したものの、2日午後空路にてAMDAアフガニスタン支部の医師2人がイスラマバードに到着した。2人はイスラマバード到着後、早速、現地の協力団体である*NRSPの担当者と会合をもち、その結果NRSPの現地情報に基づきパキスタン北西部ペシャワールから15Kmのアザヘクルで活動することとが決定した。大きな水害被害の発生したアザヘクル地域では、蚊の大量発生も報告されており、衛生状態の悪化が懸念されている。

AMDAでは引き続き医療チーム派遣を計画しており、日本、バングラデシュ、インドネシアからの医師等の派遣を予定している。NRSPとの協議の上、治安上の安全考慮から、これらの医療チームは、南東部シンド州タッタ県で巡回診療などを行う予定である。

*NRSP:National Rural Support Programme
1991年設立、パキスタン・イスラマバードに本部をおくNPO。活動は、パキスタン全土の54の地域に広がる。僻地の地元住民の能力開発による貧困対策を目的とし、マイクロクレジットなどの活動を行っている。
JICAとAMDAのジョイントプログラムで「ローカルNGOのためのキャパシティビルディング」を(約12カ国から各1団体1人計約12人受け入れ)、毎年1カ月間3年継続の研修事業として1998年から岡山を中心に実施した。この研修事業にNRSPの統括責任者が参加したという経緯がある。

【AMDAがパキスタンで実施した主な事業】
・2008年 パキスタン西部地震
・2007年 パキスタン南部サイクロン
・2005年 パキスタン北部地震
・1998-2006 パキスタン内アフガン難民支援事業

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